不景気の影響 by A

今日は順番から言うと老眼科医の出番です。昨年10月以来、世の中は金融恐慌という嵐が吹き荒れています。金融業は言うに及ばず、不動産業や製造業まで軒並み業績の低下に見舞われております。

私は白内障手術を中心とした保険診療LASIKを中心とした自由診療の二本立てですが、やはりというか、そのうちの自由診療部門では、昨年暮れより前年同月比で2〜3割減を記録しています。しかし、白内障手術の件数は全く変化がありません。偉大なり、保険医療!

世の中が不景気、お金のまわりが悪くなるといっても、病気の発症頻度が少なくなるわけではありません。それどころか、失業や前途の不安はストレスとなって潜在的な体調不良を引き起こす可能性も大きいわけで、ますます、医療機関の出番が必要になるといってもよいでしょう。

各論ではいろいろ不満もありますが、国民皆保険の大枠はなんとか維持していただきたいものと、心底思っているこの頃です。