2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Phakic IOLについて by B

前回の記事で「現在、結膜まで写りこむ角膜形状解析装置は多分、TOMEYのTMSだけですので・・」とか書いてましたが、帰って来てから自院の角膜形状解析装置(サンコンのPR7000)を見ると、これでも十分結膜がうつりこんでますね。(^^;)ただ、当院のマシンは円…

JSCRS報告 by B

JSCRS報告です。やはり、この学会の注目度No1は、アルコンの乱視矯正IOLです。結論から申しますと、かなり手術成績は良いようです。ただ、術前にマーキングが必要なこと、万全を期すとなると角膜形状解析装置で不正乱視成分の多い症例を除かねばならない(通…

JSCRS出発前に by B

明日から東京国際フォーラムでJSCRSがあるので、今日午前診終了後から東京に向かいます。毎年この時期は梅雨で蒸し暑く、どんよりした天気の中、汗をダラダラかきながら移動しております。今日、僕の住んでいる地方は妙にカラッとして気持ちの良い気候でござ…

村木厚子局長逮捕に思う by A

先日、大阪の橋下知事が宮崎の東国原知事とお二人で開催されたシンポジウムなるものに出席いたしました。衆議院選挙を控えて、何かと注目を集めるお二人のお話は、なかなかに興味深いものでした。とにかく、お二人とも、地方の自活を推進すべきという点で一…

6/14の産経新聞・岩崎慶市記者の記事について by B

本日は白内障9件、木曜日は10件入っており、今週は19件入っております。昨年も6月は手術件数が多く、7月はそこそこ、8月は減る傾向にあります。本日の白内障9件目、結構硬い核で、エピヌクレアスがほとんどありませんでした。後嚢破損を絶対に起こ…

ついに出た!多焦点IOLの交換 by B

昨日、「原爆症認定基準見直し」が大きなニュースになっておりました。何と国が18連敗で、原告側は「全員救済まで闘い続ける」とのことです。我々に関する所では、晩発性障害として「白内障」も原爆症の一つに入っておりました。原爆が投下されたのが1945…

医療行為の線引き by A

昨日書いたことは、医師が自分の領分を拡げれば拡げるほど、医師以外の医療スタッフがやる気をなくし、全体としての医療レベルがさがるということでした。その典型が大学病院や公的病院です。医師と看護師の業務分担はどうあるべきか?法律によると、 医師法…

看護師の教育について by A

昨日のB先生の記事の質問欄の続きです。看護師に限らず、薬剤師、検査技師などなど、医師以外の医療スタッフ全般のお話になります。たとえば大学病院で、看護師は注射をしません(少なくとも私が大学に居た20年前はそうでした、今は多分、悪化こそすれ改…

清潔介助ナースの教育 by B

本日は白内障4件。この4月から手術日を週2日にしましたが、現在のところ、白内障手術は1か月に40件前後のペースのようです。当院のナースは全員非常勤で4名。仕事は、・清潔介助 ・オペ場の外回り(患者誘導、オートクレーブ滅菌など) ・術後説明(…

乱視矯正用IOL by B

当院はご存知の通り、HOYAのIOLをメインに使用していたのですが、最近アルコンからの攻勢が激しくなっておりました。アルコンのシングルピースアクリソフは勤務医時代にたくさん使いましたが、正直、生理的にあのタコみたいなグニャグニャがどうにも気に入ら…