4/13オペ〜IOLの足が・・・〜 by B

北野誠が突然芸能活動を休止するらしいですね。原因は何なんでしょう?失言問題なら、麻生首相を始め良くある話ですが、単なる失言じゃないのでしょうか?誰かご存じの方がおられたら、教えてください!別に北野誠の大ファンとかではありませんが、妙に気になります。

本日は白内障5件です。木曜日は3件ですので、今週は白内障8件ちゅうことですね。現時点では、前年同月とほぼ同じペースでオペは入っているのですが、何せ手術日が2倍になっておるので、自覚的にはスカスカ、かつ、この4月から(継承)開業3年目に突入しておりますが、右肩上がりの患者数(手術件数)増加を勝手に目論んでおりますので、寂しい気持ちで一杯でございます。

一人マルチIOL希望の方がおられ、AlconのReSTOR(非球面タイプ)を使用しました。当院では角膜2.75mm切開でオペをしておりますが、同じく非球面回折型のAMOテクニスマルチフォーカルは、少し創を広げて3mmにしないと入らないのに対し、ReSTORならDカートリッジでそのまま楽勝で入るので、AMOの担当の方には申し訳ないですが、今後はこちらをメインで使用する所存です。値段は一緒ですからね〜。

HOYA YA60BBR +9.0を挿入した1例でトラブルがありました。手術は問題ないのですが、インジェクターでのIOL挿入時、後ろの足(術者側のIOLループ)が明らかに短く折れておりました!!折れた破片は、カートリッジ内にはなく、もちろん眼内にもなさそうで、どこに行ったか不明です。

一瞬、「摘出して再挿入しようか・・・」と思いましたが、HOYAのアクリルは固く、IOLカッターなどでも歯ごたえ抜群でなかなか切れないし、新たに強角膜6mm切開創を作成するのもなぁと考えましたので、そのまま嚢内に固定しました。

当院では、IOLセッティングは介助ナースに任せておりますので、「セッティング時に凄い抵抗とかなかった?」とナースに聞いても、「全然そんな感じなかったです」とのこと。嘘をつく人ではないので、多分そうなのでしょう。

カートリッジは術中に顕微鏡で拡大してみても、ループの切れ端など存在していないようでした。もちろん最後のIAでしつこく洗浄したつもりですが、眼内にもなさそう。となると、ハナから片一方のIOLループが半分ない不良品だったということになりますが、そんな可能性あるかな〜??

術後、例の如くスリットランプで確認しましたが、IOLの偏位は現時点では明らかではありません。度数を見れば、皆様おわかりのように、もともと強度近視眼、かつ直乱視が-3D近い症例ですので、少々偏位したところで、どうということはないという判断です。

しかし、折れたループがどこにあるのか気になりますね〜。勿論、北野誠の件よりも、こっちの方が気になります。

このブログをご覧の先生方は、同様の場面に遭遇した場合、IOLを摘出されますか?またご意見お聞かせ下さい!