旧友との語らい by B

今回は久々に、政治系というか、医療以外のネタです。

先日の手術学会の際、トヨタに勤務している、中高時代からの親友と久々に名古屋で会い、手羽先を食べながら語り合いました。その友人をTとしましょう。

Tは地頭が良いタイプで、ガツガツ勉強をしたわけでもないですが、京大に現役合格→トヨタに就職、ここ数年はしばらく中国に赴任しておりましたが、最近帰って来て、再び本社勤務となっております。まぁ、エリートですね。

かつての彼は基本的にはノンポリ、ということは、ややリベラルな思想でした。

小泉首相靖国参拝を強行し、日中関係がギクシャクした際、彼と飲みに行くと、「そんなん迷惑やから止めてくれ〜」と言っておりました。すなわち、日本国の誇りなどよりも、会社の売り上げ、商売が優先すると当時は明らかに思っており、Bと議論になったことがありました。まぁ言えば、「そんなんゴチャゴチャめんどくさい。個人の利潤追求でええんちゃうの?」という思想でございました。

しかし、今回、久々に会った彼は変わっておりました。別に保守論壇に影響されたという訳ではなく、実際に中国で熾烈な経済戦争を戦っているうちに、やっと気づいたようでございます。

T曰く、

「中国人や韓国人は、日本のシェアを奪おうと死にもの狂いでやってくる。東日本大震災トヨタは大打撃を受けたが、彼らは日本に対する憐憫の情など全くなく、ここぞとばかりにゴッソリ奪って行かれた。確実に『ざまぁみろ』と思っていやがる。」

「日本と、中国や韓国の同業者との違いは、国家に対する愛着心だ。あいつらは背中に国家を背負っている。本当に戦争と同じ気持ちで車のセールスもやってくる。日本人はそこまでの気持ちが今は失せてしまっている」

「ここ10年くらいで日本はすっかり変わってしまった。10年ほど前までは、サービス残業は当たり前、仕事が出来ない奴は出来るまでやる。自分もそうやって仕事を覚えていったものだ。若いころは午前1時や2時ころに帰宅することは当然だった。しかし、今は、労働基準局の役人が異常にうるさくなっており、朝早くから、もしくが夜遅くまで仕事をしていないか、猛烈にチェックしてきやがる。」

「一方、中国人や韓国人は、時間など気にせず、朝から晩まで猛烈に仕事をしてくる。日本人に仕事をさせないでおこうとする労働基準局の役人たちは、一体、どちらの味方かと思うときがある。」

「中国、韓国企業と、実際の労働時間が違うため、同じ土俵での勝負とは言えない。おそらく、かつての欧米人が猛烈に働く日本人に、諸々のシェアを奪われた際、同様の感想を抱いたので、日本政府に圧力をかけてきたのだろう。今はその気持ちが少しわかる。」

「中国も韓国も、平気で真似をする。日本車にそっくりな車を自社製品として、日本車より値段を下げて、堂々として売っている。まったく恥ずかしくないようだ。ここは、日本人には到底理解できない精神構造」

「日本がおかしくなってきたのは、ここ10年くらい、過労死や仕事のストレスでなった鬱病による自殺などが社会問題になってからだ。新聞をはじめとするマスコミはそういうことがあると、鬼の首をとったように上司や企業の責任を追及してくる、しかし、世の中全体がそれらの精神的に弱い人に合わせて行ったなら、現実問題、世界では戦えなくなる」

などなど。

労働局の役人の人たちは、本当にサービス残業をしていないか、メールチェックまでするそうです。凄いですねぇ。その労力をもっと国益に適う方向に使ってくれれば良いのですが・・。

特に、中国は今、世界中からモノを売るために人が集まってくる、言わば最前線ですので、彼は色々痛烈な体験をしたようですね。まず国家なくして個人の安寧はなく、個人の権利を主張しているばかりでは世の中が軟弱化惰弱化していき、国家が弱まり、ひいては個人の幸福も追求しにくくなることに気付いたようでございます。

国家なくして人権なしということですね。

「国家は個人より搾取するもので、個人の幸福と敵対するものである」とする左翼リベラル思想を信じる人々は現在では少なくなっているかも知れませんが、50〜70歳代では現在でもまぁまぁ割合を占めているのではないでしょうか。彼らが社会的地位を得て、自分の理想に近い社会を作り上げたのが今の姿ともいえましょう。

2009年の政権交代時が、彼らの野望が達成された瞬間であり、今思い返すとピークでしたね。時の総理が「日本は日本人だけのものじゃない!」と絶叫し、「沖縄に基地はいらない!」と自分の願望を恍惚とした表情で語っておりました。

左翼思想の方が慧眼だったのがマスメディアを押さえたことでしたね。それにより、苦節数十年かかって、彼らは、そこそこ思い通りの事を実現してきたのではないでしょうか。

要するに、自分たちの意に沿わないことを「これはけしからん!」として、大ニュースとして取り上げます。一方、自分たちにとって都合の悪いことは、ほとんど報道せず、国民に知らせません。

つい最近の、「真部朗・沖縄防衛局が選挙に関わる講和を行った問題」にしても、正直、Bには、何が悪いのかサッパリわかりません・・。誰に投票せよとは一言も言っておりませんし、「歯を磨けよ〜」みたいな感じで「選挙に行けよ〜」と言っただけじゃないですか。

一方、宜野湾市宜野湾市の職員労組や沖縄県教組、沖縄自治労は組織を挙げて伊波洋一候補を応援しております。これこそ明確な地方公務員法違反ですよ。伊波候補を支持しているのは共産、社民、沖縄社会大衆党。そして、今回の一件を暴露したのは共産党。すなわち、沖縄防衛局内部に共産党シンパがいて、「これはけしからん!」ということでリークしたわけですね。防衛省内の情報が反体制派に筒抜けになって、マスコミを巻き込んで新聞一面トップになり大騒ぎをしております。

日本は、本当に左翼の方のマスコミ支配によって、国力と時間の浪費をし続けております。過労死や鬱病で自殺した人を取り上げて大騒ぎをしたのと同じ構図ですね。義憤を感じます。

しかし、最早、友人Tをはじめ、ノンポリの人々も「ちょっと、今のままではマズイんじゃないか・・・」と気づき始めております。

もう、左翼思想の方の壮大な実験に付き合ってられません。

本日も、ANNがスクープで、大阪市長選で既得権益を守りたい労組が、平松市長を当選させるために脅しまがいのことをやっていたことが判明しました。

こういうことをするということは、左翼が追いつめられている証拠でございますし、これをニュースとして取り上げてくれるということは、マスコミ内でも左翼思想ではない人が管理職に座っているからでしょう。この調子で滅亡させましょう。

時代は変わって来ましたね。これからは日本人が愛国心を涵養し、国家一丸となって、再び興隆するよう願っておりますし、そうなって行くであろうと予想いたします。