はじめまして−その2−

 私は年寄り眼科医Aです。よろしくお願いいたします。Bさんと同じく眼科の開業医をしています。「眼科医」とか「開業医」とかはよく聞くと思いますが、わざわざ「手術開業」とタイトルをつけているには訳があります。〜眼科という診療所(クリニック)をよく見かけるでしょう。駅前とか住宅地の真ん中によくあるやつです。これは眼科を専門とする医師によるクリニックということですが、中に「日帰り手術」とか書いているクリニックも最近は増えてきています。
 ここでの手術とは、Bさんも書かれているように、ほとんどが白内障手術のことです。「眼科手術開業医」とは白内障手術を主体に手術を行っている眼科開業医のことです。増えてきているとはいえ、眼科の開業医の中では未だに少数派です。他科の開業医も加えると、「手術開業」というのはまさに稀少といえます。医者社会でははみだし者扱いされても仕方のない存在です。
 手術をされない眼科の先生方は、白内障や緑内障の患者さんで経過中に手術が必要になった場合、総合病院の眼科などに紹介します。手術が終わると、また術後の経過を担当されるということで、病診連携(これもよく聞く言葉ですね)が大切になります。私たち手術開業医ではそのすべてを自分でこなすことになり、病院に勤務されている眼科の先生と同じような悩みを抱えながら、開業医としてもやって行かなくてはなりません。
 このブログでは少数派ならではの悩みを打ち明けたり、眼科診療についての意見を書いたりとかで、Bさんの若いパワーに引っ張られながら参加したいと思っています。今後ともどうかごひいきに〜