3/23の手術 by B

アメリカのAIGがtax money injectionを受けながら、巨額のボーナスを職員に支払って、世界中から非難を浴びておりますね〜。その理由が「そうしないと優秀な人材が流出してしまうから」だそうですね。

いやはや、何ともアングロサクソン(金融界を牛耳っているのはユダヤ系?)というのは強欲というか、日本人にはあり得ない発想をしますね。米国において、医師は、給与は良いけど、何かあったときは多大な賠償金を要求されるというイメージです。今回の、大損をこきまくった金融マン達は責任を追及されないのでしょうか?

本日は白内障8件、硝子体手術2件の計10件オペ。

当院は硝子体手術は大学医局時代からの仲の良い先輩Drにお任せしております。私も勤務医時代は硝子体手術もやっていたのですが、開業後はナンチャッテビトレクターがやるよりも、専門家に任せた方が、こちらのストレスも少ないし、患者さんにも幸せだろうと思います。

本日の硝子体オペ症例は、DMRのVHと黄斑円孔です。基本的には、日帰りで出来る症例を選んで執刀してもらい、網膜剥離などは近所の基幹病院にお願いしております。今回、VHはPRPもしっかり入っている症例なので、全く心配しておりませんが、術後うつぶせ位が必要な黄斑円孔は初めてのケースです。

執刀の先生に聞くと、今はSF6ではなく、air注入のみで95%は治るとのことで、

「うつぶせ位についてしっかり理解してもらえれば、日帰りでも問題なかろう」

とのことでしたので、当院でやるようにしました。日帰りはさすがに、こちらが心配でしたので、1泊してもらうことにしました。ハナから大病院志向の患者さんは別にして、当院のような眼科手術開業医に来て下さる患者さんは、やっぱり日帰り、もしくは短期入院のほうが喜ばれます。さて、どうなりますことやら・・・。

当院では、日帰りメインということで、25Gシステムでやりますが、正直、硝子体手術は器具の値段が高過ぎて、あんまり利益はありまへん・・・。ただ、白内障手術メインとはいえ、術後眼内炎が万一起こってしまった場合、対応出来る施設でありたいために専門ビトレクターに来て頂いております。

白内障手術8件は、快調にできました。1例は急性緑内障発作解除後でした。矯正視力(1.2)のclear lens extractionに近い手術ですが、水晶体再建術を行う方がLIを行うよりも、コスト面、患者さんのQOL面からも優れていると考えております。