運気の低下 by B

ここ1ヶ月程、運気の低下をひしひしと感じております。何をやってもうまくいかないっす。

先月、白内障手術のムンテラに87才の女性のかたと、付添いでその弟(85才)の方が来られたのがケチのつき始めでした・・。その女性の方は、自ら

「最近、みにくくてたまらないから、早く手術をしてほしい!」

とのことで、初診時に手術日まで予約して、当日説明会となりました。散瞳径7mm、NS3程度、PSCOがバリバリで視力(0.1)以下という、まさにオペしたら大喜び確定で、その人にとっての神になれるチャンスでございました。(そんなよこしまな事を考えているからダメなのかも知れませんが・・・)


当院のムンテラ液晶テレビにパソコンをつなぎ、パワーポイントのスライドをナースが説明する形式です。(徳島のF眼科のマネでございます)

そのムンテラには、もう一人のオペ希望の方も聞いていたのですが、85才の弟さんが、説明中、

「わし、前手術したけど、こんなんせえへんかったで〜!」

とか、

「恐い恐い!!わしの時は、チュルっと入れ替えただけやったのに、ここではえらい大層なことすんねんなー!!」

など、営業妨害さながらのことを大声でおっしゃられたそうです・・・。ちなみに、当院のムンテラは、いたずらに合併症を取り上げて、恐がらせるようなムンテラではなく、「心配いりませんよ〜」と安心感を与える作りになっておるんですが・・・。

で、説明会が終わって、私の診察室に来ると、あれだけ早く手術を希望していた患者さんが、

「弟がやめとけって言うし、何か恐くなってきたし止めときますわ〜」

とのこと。ガッデム!!(><)

僕が一生懸命説明しても、決意は揺るがず、「弟さんにも説明しますので、一緒に診察室に入ってもらえませんか?」と言い、患者さんが弟さんを呼びに行かれたのですが、弟さんは「もうええ。もうええ。」と言って来てくれません。

結局、その悪態をつきまくった弟さんの顔も見ぬままキャンセルになってしまいました。

まあここまでは良いのですが、当日ムンテラに来ていたもう一人のオペ希望の方も、オペ日前日に「身内の不幸」とのことでキャンセル。その日手術予定の他の人も1人キャンセル。(これはhttp://d.hatena.ne.jp/AtoB/20090309/1236576981でも述べました)

その後もオペは何の問題もなく出来ているのに、全く喜ばれない方が何人かおられます・・。

うち1人は術前0.5(0.8)。皮質白内障がありました。オペは至極順調で、翌日裸眼視力1.2ですが、何故かその時から浮かぬ顔。瞼がピクピクするとか、飛蚊症が増えた気がするとか仰ってました。

この方は紹介患者でしたので、その後は紹介元に帰って頂いたのですが、昨日も電話があり、

「視力は出ているが、見にくくてたまらない、メガネをかけたら少しは見えるようになると言われて、メガネを作成したが、その時メガネ屋さんに乱視が出てると言われた。今まで乱視なんて言われたことないのに手術でなったのではないか??これからメガネをかけ続けないとならない生活かと思うと辛くてたまらない!!他の人は手術をしたらスカッと見えるといってるのに、なぜ私だけ・・・」

と、延々訴えられました・・。紹介元の先生にお電話して聞くと、

RV=1.0(1.2×C-0.50D)

であまりに見にくいと言われるので、メガネを処方したとのこと。乱視は術前が-0.75Dでほぼ変わらないとのことでした。

「本当にご迷惑をかけて申し訳ございません!!」

と謝っておきました。年に数人は視力が出ていても同様の訴えをされる方がおられますね〜。neuroadaptationの問題でしょうか?いわゆる収差の問題かも知れませんが、白内障術前に比べたら、収差は減ってるはずですけどね・・。ちなみにこの方は非球面ではなく、球面IOLを使用しております。こういう不満を訴えられる方は、常に他人と自分を比較して、悲観されてるような気がします。

その後もオペがなかなか入らず、4月はオペ予定スカスカっす。寂しいっす。

昨日もムンテラ予定の方がキャンセル!さすがに、昼休みに、近所の氏神さんの所にお参りに行き、奮発して200円賽銭箱に入れました!

たまたまかも知れませんが、神社に向かう時は雨が降っていたのに、帰りしは雨が止んで晴れてきました。4月からは運気がアップしてくれることを願っております。(>人<)