女尊男卑の世の中 by B

先日の連休中、私の遠い親戚(いとこのいとこ)にあたるDrが子供連れで、うちに遊びに来てくれました。その先生と私は、中高の同級生でもあり、科は違いますが入局した大学も同じで、長い付き合いです。

彼は、とある事情で奥さんがなくなり、勤務医でありながら、なんと男手一つでお子さんを育てております。

子供を保育園に入れてから仕事に向かい、帰りに子供のお迎えに行って、食事も作っているそうです。で、当直の時のみ実家に預けているとのこと。なんだかドラマみたいですが、本当の話です。

正直、子供のことは妻に任せっきりで、料理と言えば、インスタントラーメンや、せいぜい頑張ってチャーハンまでの私には信じられません!!

ビールをガブガブ飲みながら、しゃべっておりましたが、彼曰く、

「母子家庭には様々な福祉の補助があるが、父子家庭にはほとんどない。」

との事です。そう言えば、今まで生きてきて、そのような事を考えたこともなかったです。

市町村によって違いはあるでしょうが、それにしても大変そうでした。

勿論、母子家庭が大変なのは重々承知しております。何を隠そう当院のナースの一人は、子供4人いて、4人目が生まれた2か月後に旦那さんが蒸発してしまったという、ドラマチックな人生を歩んでおりますので、その大変さも間近でみて存じております。ただ、父子家庭と母子家庭の福祉に差がつけられていることを、リベラル大好きなマスコミが報道しないのもおかしな話です。

最近、痴漢で訴えられていた防衛医大の教授が最高裁で無罪判決を勝ち取りました。男なら全員がわが身に置き換えて考えたでしょう。これは洒落になってないっす!!(><)無罪判決が出るまでの間は、まさに針のむしろ状態で社会的地位も地に落ち、当院には再び閑古鳥が舞い戻ってくることでしょう。

女性専用車両があっても良いとは思いますが(設置当初、全く気付かずに女性専用車両に悠然と乗り込み、こっぱずかしい思いをしたことがあります・・)、同権ならば男性専用車両も作るべきでしょう。

私は、「男女を同権にせよ!」と言いたいわけではありません。ただ、女性を批判するような事を口にするとボコボコにやられ、反論を許さない現在の風潮には強い違和感を感じております。

少し古い話になりますが、2007年1月に当時の柳沢厚生労働大臣が「女性は産む機械」発言をし(実際は、そのようには発言していなかったのですが「産む機械」はどのような文脈で使われたのですか。・・・・・・・・・・・み... - Yahoo!知恵袋)、物議をかもしだしておりました。この時も日本中で大バッシングを行い、反論を許さない状況でしたね〜。しかし、よしんば「女性は産む機械」と発言していたとしても、文脈から言えば、女性に対して差別意識を持っているはずがないという事は、普通に国語を学習した人達なら、わかるに決まっております。小学校レベルの国語の問題です。

世の中には、意図的にこちらの言う事を悪く解釈して、難癖をつけて責める人がいますが、一番そういう事を行っているのはチンピラでもヤクザでもなく、多くのマスコミと一部の大衆迎合政治家です。田母神事件も然り。

というわけで、伏線をたっぷり引きましたので、次回は女医さんの問題に触れてみたいと思います。けっして女医さんを批判したいわけではございませんよ〜。