乱視用IOL初体験 by B

昨日、当院午後診中、衝撃的な事件が発生致しました!!

なんと、ゴキブリが待合室に出現してしまったのです!!

ガッデム・・・(ToT)

男性の患者さんが、仕留めてくれましたが、女性陣は大騒ぎでした・・。医療機関にゴキブリとは洒落にならないっす。

早速、当院の清掃を委託しているダスキン担当者に連絡すると、ダスキンゴキブリ専門部隊が本日夕方に来てくれる事になりました。

昨日、ゴキブリバスターの方と電話で話していると、今年は雨ばっかりで湿気が強く、ゴキブリが至る所で異常発生しているそうです。飲食系からは問い合わせが相次いでおり、ゴキブリバスターは大忙しだそうですね〜。

一瞬、ライバル眼科の謀略か!?とも思いましたが、どうやらそうではないようです。

皆さまのクリニックでは如何でしょうか?


政治の話ですが、民主党が保守のキーマン平沼赳夫氏の選挙区に候補者を立て、小沢氏は「選挙後も連携ない」と明言したようですね。連合岡山の幹部が「平沼氏は保守だから連合の票の行き場がなくなる」と党に要望したからだそうです。

民主党は、案の定、日教組や連合(=労働組合総連合会)など、旧社会党系の意見には逆らえぬようです。このまま政権をとれば、お隣の国のノムヒョンばりの極左政権が誕生する可能性が高まりました。

8月9日放送の「たかじんのそこまで言って委員会」をご覧になられましたでしょうか?池田眞規(日本反核法律家協会会長) という、左翼の権化みたいなおっさんが出てきて夢物語を語っていました。ああいう偽善者には辟易しますね。冷戦時代ならまだしも、戦国時代に再び突入しているこの世界において、空想ばかり言ってるサヨク政権が誕生してしまうのは、断腸の思いです。どうせ、参院選までの命でしょうが、その間は耐えねばならないですねぇ。前回のA先生のブログに対するコメントにも書きましたが、保守再生の為にも一旦下野せざるを得ません。

民主党政権は、脱官僚に集中し、たのむから、あの売国奴村山時代のような後世に傷を残すことはしないで欲しいです。(鳩山さんが「非核3原則を法制化するよう検討する」とか、サヨク記者に押されて話してました。そんな馬鹿なことはしないと思いますが、非常に危険な匂いがプンプンします・・・)

やっとこさ本題に入ります。

昨日アルコンの乱視用IOLをはじめて使用いたしました。

術前:レフ上での全乱視は-5.00Dの倒乱視。レフ上角膜乱視は-1.50D、角膜トポ上では-1.60D、IOLマスター上では-2.04Dの角膜乱視で、いずれも強主径線はばっちり180°くらいでした。術前視力0.2(n.c)。

本日、術翌日で、0.7(n.c)。レフ上で(S+0.00=C-1.00D Ax66)というまずまずの結果でございました。あのオートレフ値なら、明日か明後日に視力再測定すれば裸眼1.0出そうな気がします。患者さんは勿論、大変満足されておりました。

昨日の今日なので、何とも言えませんが、レフ上の軸角度が術前90°くらいから66°という中途半端な角度になっているのは、狙い通りの所にIOLが固定されず、効果が減弱している可能性が示唆されます。一応、T5は、角膜面で2Dの乱視を矯正するとも言われてますので。

アルコンのHPで使用IOLを決定するわけですが、どの位置で切開創をつくるかによって、IOLが変わってきます。

すなわち今回の症例では倒乱視症例で、耳側(に近い場所での)切開なら、眼内レンズ面での円柱度数が2.25であるSN6AT4になり、上方に近い切開なら円柱度数が3.00であるSN6AT5になります。

逆に言えば、眼内レンズを決定する際に、どの位置で切開するかを決定しておかないといけません。


上方や耳側切開の先生方にとっては、全くノンストレスでしょうが、少数民族bent切開で、患者さんの瞼裂などによって自由に切開位置を変えてきた私としては、決まった場所で創を作るのが、少し気を使いました。

とは言え、最初に135°なら135°の位置にマーキングすれば良いだけなので、大した手間でもございません。

今回は初体験ということで、念のため、術前に外来のスリットでマーク(アルコンからASICO社の試作品を借りました)してから、角膜トポをとり、そのトポグラフィーを参考にして、手術時に真のマーキングを行いました。

実際にトポをとると、スリット上で0°のつもりでマークしていた所が、やや上方にずれていたので、オペ時マーキングでは

「この圧痕よりすこし下が0°」という感じでマーク出来るので非常に安心感がありました。

慣れるまでは、この方法でやっていきます。

今回はデモのレンズですが、価格は当院の他のIOLの倍程度のようですね。逆に一般市中病院の方が、通常のIOLと価格差がそれほどないので、抵抗なく使われそうです。

ただ、マーキングがやや邪魔くさいので、白内障手術にそれほどこだわりのない一般市中病院の先生方が非球面IOLのように、ジャンジャカ使うかは疑問でございます。