円高に狼狽するべからず by B

いや〜、もの凄い勢いで円高が進んでおります。今回はドバイ発ということですが、ドバイの破綻は1年くらい前から噂されてましたよね。起こるべくして起こりました。

日本は輸出で食べている方々が比較的多い国家でありますから、中小企業、特に製造業の方たちは本当に大変そうです。私が関与している屈折矯正クリニックのLASIK症例数は激減しております。景気は本当に悪いですね。

副島隆彦氏の予言はズバズバ的中しております。まだまだ円高は進行し、当面は1ドル60円を目指して落ちていくそうです。彼が予言していた通り、金の値段も鰻上りでございます。今後は2010年末にアメリカは恐慌に突入し2012年にどん底に落ち込み、中国が世界の覇権を握るのは2015年頃だそうです。

今日、たまたま英国人の患者さん(CLユーザーで常連さんです)が来られたので、

円高なので、ウハウハじゃないですか〜??(^o^)」

と非常に下世話な質問をしたところ、

「我が国はユーロ、ポンドなので、あまり関係ないです(-_-)」

と苦笑まじりにおっしゃられました。なるほど。確かに調べてみるとユーロは円に対して別に安くなっておりません。→欧州 ユーロ / 日本 円【EURJPY】:外国為替 - Yahoo!ファイナンス

自分でも仰ってましたが、英国紳士はプライドが高く(ヨーロッパの保守本流という意味で?)、「アメリカと一緒にしないでおくれ」という感情があるようですね。

話を元に戻しますが、我々の医療業界、というか眼科手術業界は、どちらかと言えば米国からの輸入品が多いです。IOLは大手2社が米国資本ですし、白内障手術マシーンは無限号もサイン号も星野号も米国産じゃないですか!?

これは是非、円高還元してもらいたいところです。


マスコミは、円高に対して、ネガティブな考えを国民に刷り込みすぎでございます。円高で影響を被るのは輸出産業のみであり、それ以外の業種はむしろコスト減になり大儲けのビッグチャンスになり得ると考えるべきでございます。

マスゴミ円高ネガティブキャンペーンが我が国のデフレスパイラルを加速しております。

ほぼ1年前の鈴木淑夫氏のインタビュー動画です。

一年前ではありますが、現在と全く同じ状況について語っておられます。

今、日本がなすべきことは、円高メリットに乗じて、どう内需拡大をするかということです。

民主党円高に対する動きは現在、非常に鈍いです。藤井財務大臣円高容認発言と併せて考えると、小沢法皇自身、鈴木氏と同様の発想を持っているのかもしれませんね。ちなみに鈴木氏は、かつて新進党自由党衆議院議員でした。

来週、鳩山首相円高に対してどのようなメッセージを出すか注目です。泳いだ目で、みのもんた・古館伊知郎・小倉智昭的なメッセージを国民に発するようなら、やはり凡宰相だったということになります。