現状は過大な円高 by A

B先生が書かれたように、副島さんの本によれば、2012年暮れ(期しくもマヤ予言の頃)米ドルが暴落し、オバマさんが辞任して、クリントン女史が大統領になるとのことです。その時、一ドル=30円もありえるとか。まさかねぇ。私の個人的見解では、B先生の記事にコメントされた方と同じく、最終的にはもっと円安になると考えます。

つい先ほどアップされた記事によると、

(以下引用)
国債利回りが急低下=日銀の新型オペ導入で−東京市場
12月1日20時24分配信 時事通信

 日銀の新型供給オペの決定で金利低下圧力が強まるとの見方から、1日の東京債券市場では価格が急騰、長短期金利ともに急低下した。
 5年物国債の利回りは一時前日比0.075ポイント低下の0.455%と、2005年7月以来の水準に下落。2年債は05年9月以来となる0.165%(0.060ポイント低下)を付けた。いずれも日銀が量的緩和政策を実施していた期間(01年3月〜06年3月)の水準。
 長期金利の指標となる10年債利回りも、一時0.070ポイント低下の1.19%と、11カ月ぶりに1.2%台を割り込んだ。 
(引用終わり)

とのことです。つまり、日本としては、今のところ、円高対策としてお札を刷るだけでよいのです。

したがって、ドルとユーロが歩調を合わせて下げてきている間は、円が独歩高になることはありえません。

本当は、円が激安になったほうが怖いです。B先生がご指摘になったように、エネルギー、希少金属などの購入が困難になるからです。日銀はそれを理解しているので、日本の輸出産業がぎりぎり成り立つところまで、円高に誘導してきているだけです。

一ドル60円のレベルになったら、さすがの超優秀な日本企業も悲鳴をあげることでしょう。現状の85円レベルでも、中小企業は大変です。

アメリカの製造業が一息つくことができれば、また円安傾向に振れてくると思います。それまでに、日本では、製造業以外の産業の育成に、力を注がなければならないでしょう。

アメリカが崩壊するかのように言う人は、グーグルやアマゾン、アップルなどのすごさを理解できないのでしょう。