再診料について by B
今日で早くも14日、松の内も明けてしまいそうです。
しかしながら、昔とは正月の雰囲気が全然違いますね〜。勿論当家は掲げておりますが、3が日に国旗を掲げている家は数少なく、門松を置いてある家も稀少です。
子供たちもコマ回し、福笑いや羽子板で遊ぶこともせず、もっぱら任天堂のウィーとDSをやりまくっておりました・・・。買い与える親の責任もありますがねぇ。
巷間では「小沢幹事長の政治資金問題」の話題で持ち切りですね。文藝春秋の最新号で、石川元秘書(現議員)の秘書をやっていた人物が小沢サイドから寝返り、石川氏が証拠を隠滅しようとした事実を生生しく証言しております。
今日のニュースを見ると、石川氏も証拠隠滅を認めたようですね。文藝春秋のスクープで観念したのでしょう。
小沢グループといえども鉄の結束ではなかったという事ですね。
どうやら、石川氏は虎の威を借る狐と言いましょうか、人間的にもイマイチだったようですね。
石川氏は、その秘書(職業は不動産会社社長)に対し、
「僕が小沢先生に言って、あなたが民主党公認候補として、参院選に出れるように尽力してあげる」
という甘言を持って近づき、その秘書さんがお金の面倒などもかなり見ていたそうですね。それなのに、「やはりあの話はなかったことにしてくれ」と言われ、その秘書さんが寝返ったそうです。
小沢氏は歯ぎしりしていることでしょう。
どこから綻びが出てくるかわかりません。恐ろしいものです。石川氏は故・中川昭一氏を破って議員になったわけですが、中川氏の怨念が、口を割らせたというのは、少しオカルトがかった考えでしょうか・・・?
小沢氏は、金庫にキャッシュで20億円くらい持っているらしいですが、凄いですね。田中角栄の真の後継者の面目躍如です。そら、裏金貰ってるに決まってると思いますよ。
自民党時代に、散々「政治と金」について追及して来た面々が、今度は一斉にダンマリを決め込んでいる有様は滑稽であります。サヨクはサヨクらしく、追求して欲しいですね。
個人的には昔から、「政治と金」の問題には、それほど関心はなく、少々裏で汚い事をしていたとしても、国益に適った政治をしっかりとやってくれた方が良いと考えております。とは言え、小沢氏は脱米入中・夫婦別姓・外国人参政権付与などの政策を実現しようとする革新政治家ですので、これを契機に失脚させて欲しいですね。
さて、本業の方ですが、正月明けから、不思議と外来患者数もそこそこ多く、手術は相変わらずの自転車操業ではありますが、週10件以上は入っております。今年は、新しいフェイコマシーン導入時に、ナースも一名増員し、計5名で手術を行う構想です。
そろそろ本題に入りますが、「診療所が71点、病院が60点と11点の差があった再診料を統一する」ところで、揉めまくっているようですね。
厚労省は間をとって、「65点で統一」としたいそうですが、日医側が「診療所の点数を下げることはまかりならん!本来は病診ともに上げるべきだ!」と徹底抗戦しているようです。
しかしながら、再診料って、それほどポイントでしょうか??
そら年間で見ると経営収支に関わってくることは理解できますが、やはり医師ならば「技術料」の所で喧々諤々の議論をしてもらいたい所です。
むしろ、「再診料は下げても良い。その代わりに技術料の評価を正当にしてください!」と日医が言った方が、マスコミ及び国民受けは良いと思います。
損して得とれです。
そのような枝葉の議論で、開業医のイメージを貶め、結果的に損することにならないように願っております。