角膜小切開用球面眼内レンズ by B

ご無沙汰しております。連休前後のバタバタで、かなり更新が遅れてしましました!

連休中は、ど真ん中に職員の結婚式があり、それもあって、旅行などには行かず、遊園地やら動物園やら家族サービスに徹しておりました。かなり疲れましたね・・。

職員の結婚式で、生まれて初めて「主賓スピーチ」をさせて頂きましたが、まだ酒の入っていない状態でスピーチする分、今までの「友人代表スピーチ」とは段違いの緊張でございました!!初体験を済ませ、何となく、人生における経験値が上がったような気がします。

政治に関しては、鳩山総理の迷走っプリ、目に余ります。これに関しては、またじっくり書かせて頂きますが、正直、日本国民といたしましてはトップのダメっぷりに、「ルーピールーピー」と非難し、嘲笑だけしていれば良いわけはありません。選挙の票欲しさ余りの虚言に、皆が振り回されておりますが、それを選択したのは国民自身であり、こうなってしまった以上、どこかに落とし所を見つけねばなりませぬ。誰がなるのかわかりませんが、次の総理は大変でしょうね。本日の産経新聞で、三国志劉備玄徳の息子で「暗愚な君主」の代名詞である"劉禅"になぞらえられたのには笑いましたが、あそこまで暗愚な総理だったとは、さすがのアンチ民主党Bの想像をも超えておりました。

5月に入ってからは、オペも再び入るようになりました。連休明けは9件、本日は7件のオペです。

本日、破嚢しました・・・。

原因は、CCCの失敗です。トリパンブルーを使用せずにかなりの濁りの白内障のCCCをし、途中でわからなくなったまま、後で処理しよう(IOL挿入してから、八重氏剪刀などで)とphacoを始め、亀裂が後嚢まで回ってしまった次第でございます・・・。術前に考えていたよりも徹照が少なく、わかりにくかったのに、即座に染色しようとしなかったのは、驕りの気持があったのかも知れませぬ・・・。散瞳径が4mmしかなかったので、白内障の硬度、皮質混濁の割に、実戦ではやりにくかったということです。以後はいちびらず、少し見にくいなと感じたら、躊躇なく前嚢染色します・・・。トホホ・・・。

ところで、現在、N社の城塞号の再デモ中でございますが、自分の心中では、ニューマシーン購入後から、角膜2.4(平面)〜2.5mm(弧状)切開をルーティンでやるように決めております。(今まではCV24000号で角膜2.75mm)

ただ一つ、ネックがあります。私の知る限り、角膜2.5mm以下から(安全に)挿入可能な球面IOLがないのです。

「全部、非球面IOLでええやないか?」

との声が聞こえてまいりますが、術前に波面センサーで角膜球面収差を測定しておりますと、近視眼の中には球面収差が0.10μm以下の方が少数とはいえおられます。その方に、マイナスの収差を生じるとわかっているIOLを入れてしまうのが、普段は大雑把なBですが、どうにも気持ち悪いのです・・。

まぁ、実際は非球面IOLを入れても球面IOLを入れても、まず臨床的な差がないことは頭でわかっておるのですが。

H社の球面IOLであるBBR、E1カートリッジは角膜2.65mmが限界ですし、一世を風靡したA'社のセンサーもぶ厚いIOLで角膜2.5mm以下から、到底入らないでしょう。

ワンピースアクリルのA社は、まだ球面IOLを販売しているのでしょうか??販売していれば、A社のDカートリッジで挿入すれば良いので、それにしますが・・・。

まぁ無ければ、挿入時に創を広げれば済む話ではあります。(でも、ちょーめんどくさいので、それは避けたいです)

今回は、質問風のブログになりますが、またご存知の先生がおられれば、是非教えてください!また、小切開創派の先生方は、球面IOLと非球面IOLの使い分けなど、どのようにされてますでしょうか?またご教示賜れば幸甚でございます。