長いデモ生活を終えて〜その三〜 by B

サッカーワールドカップですが、我が日本は次回引き分け以上で決勝進出とのこと。オランダ戦を見ていると、何となくデンマークなら勝てそうな気もしてきますね〜。とは言え、多分、皆が感じたことだろうと思いますが、途中で出場した中村俊輔選手の動きの悪さには閉口致しました。デンマーク戦は出ない方が良さそうですね。それより、森本選手を見てみたいです。

一方、相撲界は「野球賭博」問題で紛糾しております。しかし、何となく今回の問題に対する、マスコミの報道姿勢には疑問符がつきますね。

勿論、野球賭博暴力団が絡んでいるので、やってはいけない事は知っております。たくさんのお相撲さんがそれに手を染めていた事実は、良い事ではありません。しかしながら、マスコミはこの事をもって相撲協会を叩くことよりも、強いて言えば、野球賭博の胴元を調査し叩かねばならないのではありませんか〜?

そもそも、勝負の世界に生きている男達ですから、ギャンブルは好きに決まっております。花札や麻雀、ゴルフまで槍玉に上がっておりますが、かつての日本のように、この辺はもっと鷹揚に構えていた方が良いです。

今日の日本社会は、「あれもダメ!」「これもけしからん!!」と言って、かつてのPTAのオバサマ達が夢みていたような社会が現実化しております。その結果、「酒はのまない」「タバコなどもってのほか」「車に興味ない」「負けたくないからギャンブルなんかしたくない。それよりも貯金だ。」と、完全に去勢された若者が大量に生産されておりまする。そして、秋葉原事件のようなワケのわからない殺人事件が生じてきております。

ギャンブル好きは闘争心の表れです。「ばれてしまって、アホやなぁ。もうちょっと、上手くやらなあかんで〜。」くらいで良いんじゃないですかねぇ。

ヤクザと相撲の関係ですが、やっぱり地方巡業などがあるので、昔からの流れで切っても切れない関係はあるのでしょう。どこかのテレビ番組で、「もし日本のヤクザ組織が本当に根絶やしにされてしまったら、中国マフィアがどんどん入りこんでくるだろう」と誰かが言っておりました。世の中、「必要悪」というものは実際にあるわけですし、何でもかんでも、PTAオバサマ的に騒ぐのもどうかと思いますがねぇ・・。重ねて言いますが、強いて大騒ぎをするならば、お相撲さんを叩くのと同時に、野球賭博の胴元組織に対しても、「けしからん!」と騒ぐべきだと思います。

相撲協会は「力士のギャンブル好き」で責められると厳しいですね。叩いて埃の出ない人はほとんどいないでしょう。この調子で責められ続けると、本当に日本の国技が消滅してしまうかも知れません。これは、日本国にとっては、決して許されないことです。ここまでの騒ぎになったのを機に、一度、執行部を総入れ替えして、再興を期した方が良いと思われます。今年いっぱいは改革期間にあて、来年初場所から再スタートをきるくらいでも良いのでは?

そもそも、周囲に「相撲」をやっている人など見たこともありませぬ。昔と違って娯楽の多い現在、国技を守り抜くためには学校で相撲の時間を取り入れる、全国高校相撲選手権大会を大きくニュースで取り上げるなど、裾野を広げる努力を必死こいてしていかないと、今から10年後には、本当に外国人力士ばかりの国技になってしまいますよ。

まぁ、Bの意見は極々少数意見であることは、自分でもわかっております。戯言として、聞き流してくださいませ。


さて、今回は、B社星野号に関してでございます。星野号デモ〜止揚(アウフヘーベン)したベンチュリーポンプ〜 by B - 眼科手術開業医の戯言でかなり詳しく報告致しました通り、新時代を予感させるマシンでございます。

B社は、四国や九州エリアでは結構なシェアを誇っているという噂は聞きますが、少なくともBの知る限りでは、関西エリアでは非常にマイナーでございました。今回初めてB社のマシンを使ってみたのですが、大相撲に例えるならば、技能賞・敢闘賞を捧げたいと思います。

マイクロメッシュフィルターを用いたベンチュリーポンプシステムは、前房安定性が秀逸でございます。ただ、パルスシステムなど、核破砕に関する技術は、他社に後れを取っております。

今後、B社が日本市場にも注目し、日本の白内障術者の意見を取り入れて、バージョンアップ等するならば、今後の眼科手術マシーン業界の勢力図を塗り替える可能性を秘めております。褒めすぎのような気もして来ましたが・・。

具体的には、

・マイクロメッシュフィルターを排液パックの直前に設置し、外回りナースが(眼内灌流液を交換するように)、フィルターを交換出来るようにする

・30KHZ(他社は40KHZ)の超音波周波数を生かした、独自のパルスシステムを開発する

ことが出来れば、更に良くなるような気がします。

今作でもベンチュリー好きの先生方ならば、ノーマルチューブでのオペで十二分に満足できるのではないでしょうか?

来年、硝子体手術器械との併用器が発売されるらしいので、A社正確号後継機との勝負になりますね。知名度と販売力で劣っている分、厳しい戦いは避けられそうにはないですが、技術力如何によっては勝てる局面も増えてくると思います。噂では、星野号コンバインタイプも5000回転までいけるそうですしね〜。

次回はデモ回顧の最後になりますが、A'社のサイン号です。