新居 by B

しかし、今年は暑いですね〜。

マスコミでは暑い夏を揶揄する論調が目立ちますが、B的には暑い夏は大好きです!!確か昨年は雨降りばかりの冷夏でした。日照不足で野菜価格高騰が話題になっておりましたが、あれは最悪でしたね。やはり今年くらいにギンギンに暑いほうが夏らしくて好きでございます。サザンやチューブの歌が似合いますね!

ところで、私事で恐縮ではございますが、この8月10日に新居に引っ越しました。医院からほど近くのとある土地&建物を購入し、リノベーションして住居にいたしました。医院改装の時も感じましたが、最近の改装技術というものは凄いですね〜。本当に見違えるようになります。

それまでは築10数年のマンションに住んでおりました。広さはマンションとしてはそこそこあった(90ヘーベーちょっと4LDK)のですが、一人っ子ならまだしも、当家は3人の子供がおりますので、その程度の空間では限界に来ておりました。

LDK以外は4つ部屋があったのですが、1室は子供の遊び部屋、1室は夫婦の衣服部屋、1室は子供の寝室、そして1室(和室)に夫婦がお布団をひいて寝ておりました。子供の寝室は2段ベッドに3人が寝ておりました。和室に長男(小3)の学習机があり、長女(小1)も学習机が欲しいとねだっておりましたが、それを置いてしまうと夫婦の寝床がひけませんので、可哀そうに、長女はアイロン台のような折り畳み机を使っておりました。ちなみに、末っ子(次男:4歳)はまさに根無し草で、専用の布団がなく、「今日はどこで寝よう?」とお風呂をあがってから考慮するという感じでございました・・。

また、10数年前の建物なので、「断熱」に関する技術がそれほど進んでおらず、角部屋ということもあり、冬の結露が悩みの種でございました。今回の引っ越しで、洋服ダンスをどけると、壁はカビだらけでございました・・・。新婚旅行の時にニースで購入したヴィトンのビジネス用バッグを最近見失っていたのですが、タンスの奥で久々に発見したところ、これもカビだらけでございました。


というわけで、今回の新居の設計では断熱関係はキッチリとしてもらいました。断熱材を上下左右の壁に敷き詰めてもらい、生活するうえでよく利用するスペースは二重サッシにしました。断熱材も二重サッシもエコポイント対象製品になっておりますが、実際に住んでみると、確かに省エネになります。すなわち、一度、エアコンでキンキンに冷却すると、断熱効果により、エアコンを切ってしまっても温度が保たれます。

電球系はほぼ全てをLED電球にしました。初期投資は従来電球よりも少々かかりますが、10年も電球を変えなくて良いなんて凄いっす。また電気代もかなり安くつきます。

テレビは吉永小百合様がしょちゅう宣伝しているAQUOSクアトロンで、これもLEDでございます。正直、今までの液晶テレビでも十分に満足しておりましたので、4原色になった良さがよくわかりませんが・・・。

あと、驚くのが、センサー技術の発達および普及でございます。きょうび、センサー自体は安価なものであり、電気をつけっぱなしにするくらいなら、センサーをつけて勝手について、勝手に消える方が長い目で見れば電気代が浮くという発想のようでございます。B的には、センサーなんて贅沢品のような気がしましたので、「そんなに便利になりすぎては、子供の教育上もよくないし、最低限で良い。」と、一部にしかセンサーをつけませんでしたが、いざ住み始めてみると、「全部センサーにすれば良かったわい・・」とちょっぴり後悔しております。

ちなみにセンサーをウィキペディアで調べると、「センサー (sensor) は、自然現象や人工物の機械的・電磁気的・熱的・音響的・化学的性質あるいはそれらで示される空間情報・時間情報を、何らかの科学的原理を応用して、人間や機械が扱い易い別媒体の信号に置き換える装置である」となっております。おそらく、我々が職業上使用しているフェイコマシーンなどにも応用されているのでしょう。

なんだか今回は新居の自慢話のようになってしまいましたが、Bが言いたいのは技術の進歩と日本の底力でございます。

工事を担当してくれた方々は別に東大や京大を出たわけではないのですが、実に物理学的な知識が豊富でございました。さらに非常に緻密で真面目でございます。こんなことを言っては失礼に当たるかもしれませんが、別に大手企業に依頼したわけではなく、地方のいち工務店です。日本人がDNAとして脈々と受け継ぐ「匠」魂を感じました。

また、壁紙や扉、おトイレなどなど、細部にわたって色々進化しております。外国の方が日本に来て、トイレの多機能さにびっくりし、秋葉原などでTOTOINAXのトイレを買い求めるらしいですが、細部にまでいろんな機能を組み込むことは国民性として得意なのでしょうね。

新聞などを読んでおりますと、本当に日本はじり貧の一途を辿っているようにも感じますが、今回の家づくりで、日本人が優秀であることを実感し、まだまだこの国には底力があると実感致しました。新聞などが「日本はダメだ!」と叩きまくるのは、ある意味、「自虐史観」にも通じているのかも知れませんね。けなしてばかりでは好転しません。

麻生太郎氏は日本の底力を称え、日本の未来は明るいと力説しておられました。我々は祖先から受け継いだDNAを信じ、それぞれの仕事で真面目に生きていけば良いと思います。日本は永遠に不滅でございます。