大震災に関する雑感 by B

震災から早一ヶ月以上、被災地から遠く離れている関西に住んではおりますが、この国難に対し、何か貢献できる事はないかと自問自答する毎日でございます。

Bとは思想的に全くソリが合わない、田嶋陽子バリの左翼である姉は、ゴールデンウィークを利用して、東北旅行に行くとの事。勿論、被災地周辺には入れませんが、「東北にお金を落として元気づける」という意味では、それはそれで素晴らしいと思います。

義援金や食糧・日常用品を送ることなども、勿論、大切ではございますが、やはり、継続して支援をする事が大事かと思います。

と言う訳で、B的には、復興が成るのを見届けるまでは、ふるさと納税制度を利用して、被災地の市町村5か所くらいに分散して納税を行おうと考えております。また、巷間で噂に上っている、震災復興のための「無利子非課税国債」が実現すれば、親父を説得し、B家の資産(代々の財政政策の失政によりたかが知れてますが・・)を総動員して、お国の為に使って頂こうと考えております。

無利子非課税国債に関しては、「金持ち優遇だ!」とか、「ブラックマネーの洗浄に使われる!」とかお決まりの非難がありますが震災復興に無利子国債は有効か - ほそかわ・かずひこの BLOG、そもそも金は金持ちからしかたくさん取れないわけですから、金持ちがお金を出す気にするような制度ではないと、意味がないと思います。ブラックマネーの洗浄に関しても、「恩赦」や「特赦」があるように、この非常時には仕方がないです。個人的には大賛成でございます。

復興税でも、消費税増税でも何でも支払いますが、唯一、条件をつけさせてもらえるならば、民主党が政権の座から下りてくれることでございます。

管政権は、いろんな会議を立ち上げて組織いじりや著名人からの意見の収集に忙しそうですが、そんなことよりも、復興担当大臣に大きな権力を与え、仙台にでも派遣して「奥州探題」に任命し、東京と密に連絡を取りながらスピーディな復興の為の政策をドンドンうってもらいたいです。

今の民主党の人員を見渡すと、正直、カスばっかりですが、奥州探題の適任者は小沢一郎しかおりません。政権中枢にいる男前の玄葉光一郎氏も福島選出議員で候補かと思いますが、まだ力不足でしょう。

この人事が成れば小沢一郎氏も奮い立つのではないでしょうか。豪腕を思い存分にふるってもらい、ついでに金庫に収納されている、今まで集めまくったグレーなお金も存分に使ってもらいましょう。ルーピーも鳩山家の資産を幾らか削って、孫正義氏に並ぶ100億円寄付すれば、汚名挽回でございます。


政府というものは、何をやってもマスコミから叩かれるのが宿命とは言え、この度の管政権の振る舞いも、大いに叩かれております。しかしながら、自民党政権時代の政権バッシングに比べると、かわいいものだと思うのはBだけでしょうか。

自民党時代末期には、何が何でも政権交代に結びつけんと、麻生首相のホテルのバー通いや漢字の読み間違え、赤城農相のバンソーコ、中川財務相の酩酊会見などを執拗に叩いていたのが、今や懐かしく思われます。

あの頃は平和でしたね。

歴史にifは禁物と言われますが、現在、自民党が政権を握っていたとすれば、まだ化けの皮の剥がれていないはずのルーピーや、管直人らが、「俺達ならば、もっと上手くやってみせる!」と傲然と政府批判を繰り出し、マスメディアの拍手喝采をさらっていたはずでございます。

と言う訳で、マスメディアの作りだした虚像は、実像とは全く違いますので、管政権が本当にダメ政権なのかは、マスコミ報道からだけでは伺いしれませんね。

トップのリーダーシップの欠如は、国民は大いに感じております。サッカー選手や芸能人がCM枠を使って、「頑張れニッポン」と励ましてくれますが、やはり、一国の首相が、直接国民に自分の言葉を持って語りかけるべきであろうと思います。ルーピーなどは無能ながらも、そういう事は出来そうですし(かなりの確率で失言もやってしまいそうですが・・)、福田氏は微妙ですが、麻生氏も安倍氏も出来たでしょう。小泉純一郎氏なら、日本を元気づけてくれるような名フレーズを言ってくれたはずです。管氏はここの所が、決定的に欠如しております。薬害エイズ問題の時は、颯爽としていて、そんな感じに見えなかったのですがねぇ・・・。


また、皆が言っている事ですが、今回の「原発事故」はあまりにも痛すぎます。

原発問題の解決に関しては、白内障手術の際、ヘボばっかりやってしまった研修医が指導医からメスを奪われるように、すでに管政権は宗主国アメリカよって、指揮権を奪われてしまったように見えますね。この問題に関しては、最早、枝野氏は単なるメッセンジャーボーイに成り下がり、管直人の影は全く見えません。

ルーピー政権なら、ルーピーが「放射能漏れを一発で防ぐ腹案がある」など、ぶらさがり会見で大言壮語してしまい、国民に期待を抱かせつつも放置プレイに走って、更なる世界中からの怒り、及び、国民からの失望を買ってそうですね。)

「レベル7」への引き上げは、情報を隠蔽し、目先の火消しに躍起になっている管政権に愛想を尽かしたアメリカの意向が反映されているように思います。オバマ大統領自身(フランスのサルコジ大統領も)、「クリーンエネルギー」推進派ですから、ヘボな人物が指揮者となって後世に甚大な被害をもたらし、世界中の人々が原発恐怖症に陥ると、自らの失脚に繋がります。突然の退避勧告地域の拡大も、管政権の意向は無視され、米仏の圧力でそうなったんじゃないでしょうか。

我々日本国民にとってみれば、「早く何とかしてくれ!!」というのが実情であり、指揮者の国籍は最早問いません。ただ、アングロサクソンたるもの、ただでやってくれているわけではないはずで、無能政権時に大災害が起きた運の悪さを痛感し嘆息する日が来るような気もしますね。

今後、数年、下手すれば数十年に渡って、「日本=放射能汚染国」という悪イメージはぬぐい去れないでしょう。我々日本民族は、大東亜戦争時に原子爆弾投下されてから、奇跡の復興を遂げました。今回もそれに相当する国難でございますので、もう一度、敗戦時と同じように心をリセットし、一からやり直さねばなりませぬ。外国にモノを売らねば生きていけない、このグローバル化のご時世でございます。産業の仕組みから、何から何まで、変革が必要でございます。

そうです。そして、いつもの結論である「憲法改正」が出てまいります!!

また、東京一極集中を防ぐため副首都の建設も必要でございます。勿論、「794(ナクヨ)ウグイス平安京」から1000年以上も日本の都であった、「京」にすべきであります。スペースがないような気もしますが・・。

また、天皇陛下と皇太子殿下は、リスクの分散の為に別な場所にお住まいになられた方が良いかもしれません。どちらかが京都御所にお住まいになられれば如何でしょうか。

全くまとまりがございませんが、最近は以上のようなことを考えておりました。