将来の人口動態から見る未来の眼科診療 by B

このブログですが、真面目にやり過ぎて、書くときはついつい大作(私なりに、ですが・・)になっちゃいまして、結局、時間が取れないという理由で更新頻度が鈍ってきております。

と言う訳で、もう少しくだけた感じで、コンパクトにまとめていくようにしてみます。

先日、遠近両用コンタクトレンズの勉強会を当院でしておりましたところ、人口動態のグラフが出てまいりました。

勿論、コンタクトレンズメーカー的には、「コンタクトレンズのヘビーユーザーが中高年にシフトしていくため、これからは遠近両用コンタクトの市場も大きくなるぜ!!」という意味でグラフを出しておられましたが、私は違う目線でみておりました。マスメディアにもよく登場するグラフです。

すなわち、これが、2010年の人口動態でございます。

ちょうど、A先生の団塊世代と、私Bの団塊ジュニア世代が二峰性のようになっております。

で、私の息子が、現在の私と同い年くらいになる2040年になると、

う〜む。恐ろしい状態になってまいります。こりゃ確かに、若い人がこんなに少なければ、国力は落ちますね・・。

私、息子が一人前になったら、さっさと引退して、四季を愛し、晴耕雨読、たまに海外旅行を楽しむという生活を夢みておりましたが、我々世代は遊んでいる暇はなく、自分の食い扶持を稼ぐために働き続けねばなりませんねぇ。

また、白内障患者数/眼科手術医数の比率が今よりはるかに高まりそうなので、眼科手術医は、1人あたりかなりの手術数をこなしていかねばなりませんね。

おそらく、この人口比率で国民皆保険制度を維持しようと思うと、白内障手術の点数は下がらざるを得ませんので、

B(父)「昔は、白内障手術1件あたり、12100点もあったんだぞ〜。」
BJr 「お父さん、羨ましすぎるよ〜。今はたったの5000点だよ〜。」

という会話がなされているかもしれませんね。

この頃は、確実にレーザーフェイコの時代になっているでしょうし、必要な経費と得られる収入を考えると、現在のような週に何例かのみ施行すると言った普通の眼科手術開業医は商売として成り立たなくなり、大規模な「eye surgical center」みたいなところで、工場みたいに24時間営業でオペをしているかも知れませんね。

現在、昔ながらの商店街がどんどん消えて、大型ショッピングセンターの独壇場になっているように、眼科手術施設も大型施設に集約されていくかも知れませんね。私の読みでは、ほぼ確実にそのような時代に入ると思っております。

因みに、1980年はこんな感じです。

古き良き時代ですね〜。活気がみなぎっております!

我々日本人が、真に豊かな生活を子孫に与えたいならば、やはり動物本来の仕事に立ち戻り、若者は子供をたくさん作るべきですし、年老いてくれば、働けるだけ働いてポックリいっちゃうのが良いですね。

鮭は生まれ故郷の川に戻り、タップリ卵を産んでから絶命致しますが、素晴らしいです。神々しさを感じます。

このままいけば、ああいう風になると言うのがわかっているならば、国家は何らかの手を打たねばなりません。

たまに左翼学者が「人口数千万人でも個人の尊厳を保って、豊かではなくてものんびり過ごしていけばいいじゃないか」とムーミン谷でのユートピア生活を思い浮かべたような発言をしておりますが、日本は資源のない国ですから、そんなことでは食べていけません。

と言う訳で、やはり、「産めよ増やせよ」のスローガンを復活させ、一夫多妻制は今さら無理ですが、今や死語となっている「男の甲斐性」を国策で流行語大賞に選ばれるくらいに宣伝し、認知されない私生児でも、認知している庶子でも、「子供はお国の宝」でございますから、社会全体で育てて行くという気風が必要な気もしてまいりました。

それが嫌ならば、国土を外国の方に開放して、「ロシア系日本人」「中国系日本人」「イラン系日本人」というような多民族共生社会へ移行せざるを得ませんね。

かつてブログにも書きましたが、そうなると島国日本のアレルギー反応により様々な副作用が生じるでしょうし、そこをステロイド剤的な政策で抑え込んだとしても、そのような国は、古来からご先祖様が慈しみ守り抜いてきた「まほろばの国、日本」とは別の国家になっております。

天皇家さえ続いていれば、「日本国」としては一応存在しておりますが、非日本民族の人口比率が高まり、民主的な憲法改正で皇室を廃したりした暁には、「日本国滅亡」が現実になるでしょう。

なんだか、最後は眼科診療とはかけ離れてしまいました・・・。要するに若人は産めよ増やせよでございます!