大阪維新の会「船中八策」について by B

大阪維新の会の「船中八策」がぼんやりではありますが、明らかになりました。

政治系のブログを閲覧しておりますと、まさに喧々諤々。反橋下派と親橋下派が論戦を繰り広げております。

人気ブログ系は比較的、反橋下派が優勢なような感じを受けます。

左系の人々は、ハナから橋下氏は気に食わないので、当然ボロッカスに言いますわね。

一方、右系のブロガー達からも、「資産家いじめ」「共産独裁主義国家を作る気か!?」「売国奴の馬脚を現した!!」と痛烈に批判する人たちがいますね〜。

私なりに、船中八策に対する意見を記しておきます。

1.統治機構改革
ここで、問題になるのが、地方分権の推進(道州制の導入)でございますね。

日本国の歴史をザックリと見ますと、

豪族が割拠していた状態を大和朝廷が統一→藤原摂関政治→武士の時代→明治維新にて廃藩置県を断行し、中央集権国家作成→大日本帝国憲法下での民主主義国樹立(天皇主権)→大東亜戦争(太平洋戦争)敗北→日本国憲法による戦後民主主義国家(主権在民・平和主義)

と言った流れでございます。どちらかというと、古代より、中央集権に向けて動いてきたわけでございますが、現在は東京一極集中(≒霞が関官僚による国家支配)による歪みも大きくなってきました。

Bは何となく、道州制の導入には賛成でございます。ただ、反対派の意見を聞いてみると、確かに一理あります。どこからを道州がやり、どこまでを国家がやるのか。この線引きが難しいですよね〜。

関西州、関東州(東京州?)、九州(州?)の3地域は賛成かもしれませんが、中四国ブロックや北海道は面白くないかも知れません。地域間格差が広がって、中四国が空洞化し、関西州や関東州の人口ばかり増えていくというのも良くないですからね。

2.行財政改革
ここはほぼ、万人が異論ないところであろうと思います。

3.公務員制度改革
ここも異論ないですねぇ。やっぱり、親方日の丸の公務員は優遇され過ぎです。

Bも市民病院で勤務していた経験があるので、よくわかります。まぁ、医師という職業に限って言えば、公立病院はバイト禁止なので、評判は悪いわけですが。

財政がうまく行っている時は誰も文句を言わないでしょうが、財政がオーバーフローを起こしている現状では、改革せざるを得ませんね。

自民も民主も結局、口だけで出来なかったので、維新の会には、ここのところは非常に期待が持てます。

4.教育改革
詳細はよくわかりませんが、教育にも競争原理の導入は必要不可欠ですし、左翼教師グループを撲滅に追い込み、せめて中立な教育をすべきでございます。賛成です。

5.社会保障制度
ここは、国民の関心の高いところなので、今朝のみのもんたの番組でも、喧々諤々やっておりました。

やっぱり、年金は掛け捨てくらいにしないと、持たないですよ。しかし、これをやると、おそらくもらえないであろうグループは、アホ臭くて、年金保険料を払う気がしませんね。Bも多分、払いませんわ。でもやるなら、国民総背番号制になって、勝手に徴収されるでしょうねぇ。秘密のヘソクリも国家に筒抜けになったりして、家庭不和の原因になり兼ねません。恐ろしいですね〜。

ベーシックインカム制度は良いと思います。最低限のセーフティネットですね。

個人的には、年金制度なんか、やめちゃった方が良いような気がします。少なくとも現在のシステムでは絶対破綻しますが、自分の収入を全て役人が把握して徴収される様を想像すると、ちょっと嫌ですね。

ここは最低限のセーフティネットだけ用意して、あとは自己責任でいいんじゃないでしょうか。かつての教育勅語のように、親への孝養の精神を幼少時から叩き込めば、日本人はそうメチャクチャにはならないと思います。

教育勅語復活は必須ですね。

6.経済・税制
ここはBの考えに近く、非常に深く感じ入ったところでございます。「法人税率、所得税率下げ」「消費税率上げ」は、Bが前からそうあるべきと考えておりました。これは是非推進してもらいたいです!!

資産税率上げは、若干気になりますが、「子孫に美田を残さず」の格言もあり、所得税率を下げれば、納得できなくはないですが・・。こうなると、土地や株式などの資産はなるべく個人持ちではなく、法人持ちにした方が良いですね。

7.外交防衛
当然異論ございません。「沖縄の基地負担の軽減を図る」という所は若干、大衆迎合的な匂いも感じますが・・・。Bがかつて提案した、鹿児島県奄美基地などを考慮ということでしょうか。

8.憲法改正
憲法改正自体は、ご存じのとおり、Bは再三再四指摘しており、大賛成です。

首相公選制は反対意見も多いですが、Bは悪くないと思います。「もし、ルーピーに4年間居座られたら・・」との恐怖感もありますし、「現在の日本の政治風土だと、すぐに支持率が低下するので、ころころ変えれる方が良いのでは?」との意見もありますが、やっぱり自分で選びたいですからねぇ。

首相公選制をして、「天皇の権威の衰退を招くのでは?」との意見も見ましたが、これは杞憂でしょう。天皇は日本国の元首であることは明らかであり、日本は古来より、天皇征夷大将軍の二重権力で上手くやっておりましたので。

参議院廃止も良いと思います。廃止というか、参議院のあり方を変えてほしいですね。大日本帝国憲法下での貴族院(非公選の皇族議員華族議員・勅任議員によって構成され、解散はなく[、議員の多くが終身任期であった。その一方、有識者が勅任により議員となる制度が存在し、日本国憲法下の参議院のように、良くも悪しくも「衆議院カーボンコピー」という批判は起きなかった。〜ウィキペディアより〜)とまではいかなくとも、小さくても良いから、比較的影響力のある人物がチェックできる場所があっても良いですね。

ダラダラ、長々と書いてまいりましたが、橋下氏は、決して焦ることなく、反対する方々の意見をよく聞いて、前に進んで行ってもらいたいですね。マスコミは手ぐすねをひいて、彼の失脚を待っておりますよ。一旦、衰兆が見えれば、ボコボコに貶められます。様々な魔の手をかいくぐって、全国制覇へ邁進出来るのか・・・、暖かい目で維新の会を見ていきたいと考えております。