週刊誌ネタ by A

今年はいつになくうっとおしい日が続くなあと思って、ふと考えると、阪神タイガースがとんでもないことになっているからだと気付きました。仕事が終わって車で家に帰り、日本酒をのみながらおもむろにサンテレビ観戦といういつものスタイルがなくなってしまい、見るとすればゴルフチャンネルのみということになってしまっています。

テレビで唯一の楽しみはスポーツ観戦で、それ以外の番組を見ると腹が立ってくるだけです。健康に悪いのでなるべく見ないようにしています。今年の阪神の不振の原因は主軸、特に新井(兄)、金本、ブラゼルマートンが打てないことのように思われがちですが、私に言わせればそうではありません。根本の原因がひとつ、それは守備の出来ない選手を先発で使い続けているからだと思います。

ファンの方に叱られるかもしれませんので、誰とは言いません。熱狂的な阪神ファンのことですから、何をしでかされるやらわかりませんから。外野を守っているのに本塁へ投げれないのです。二塁に走者が居て、そこをめがけて打たれると、必ず点が入ります。昨日も、7回に巨人の坂本のポテンヒットで同点に追いつかれましたが、普通の守備範囲の野手ならば当然アウトにしていたような当たりでしたね。

不思議なことに、ファンもマスコミもそのことをあまり言いたがりません。タブーとでも言えるくらいです。たしかに、実績のある選手ですから、簡単には切れないと思いますが、チームの勝利よりも大切にするのもどうかと思います。今の阪神は○本タイガースといってよいようなもので、○本選手の通算成績をアップさせることが、チームの勝利よりも優先されているかのようです。

こんな選手が堂々と出場しているので、他の選手に与える影響は測り知れません。ピッチャーにはもちろん「どうせちゃんと守ってくれない」といういやーな気分が漂っています。マートンの不可解な行動、平野の信じられないポカ、新井(兄)の得点圏打率の低さ、などなど、負の連鎖に陥っています。これでは勝てるわけもなく、宿敵巨人からすら同情される始末です。

こうなってしまったら、最下位めざして突き進み、やっと反省したのち、若手中心のチームにしてしまうのがよいでしょう。来季以降に期待しましょう!

大リーグでは、松井といえすぐにマイナーに落とされます。スター選手でも実績が上がらなければ終わり。あのイチローでさえ、今季は批判にさらされています。遠投のできない外野手が守備機会を得ることはとても考えられないでしょう。

さて、最近の週刊誌ネタではなんといっても先週号の週刊現代が白眉ですが、これについて書くのはちょっと差しさわりがあるので、ひかえます。まだ見ていない先生はどうぞご覧ください。しかし、未だに医者がもうかるという感じでクローズアップされているのは、ちょっとどうかと思います。消費税増税のタイミングでこのような企画をあちこちの週刊誌が行っているのも、なんだか怪しい感じです。

いったい、公開されていないはずの納税額をどうやって調べたのでしょうか。その多くが個人情報にあたるはずですが、高額納税者は個人情報を出さなければならないとでもいうのでしょうかね。官民一体となってB層ルサンチマンをあおり、増税をなし崩し的に進めて行こうとの魂胆が見えます。そのうち所得税の上限引き上げ、相続税の引き上げ、資産課税などなど、富裕層を狙い撃ちした増税が出てきそうです。

週刊朝日では、恒例の手術件数ランキングとなっています。眼科では、硝子体手術の件数が出て来ます。ちらっと見ただけですが、点数アップのあおりか、全国的に硝子体手術の件数がとても増えているのではないでしょうか。極小切開になって敷居も低くなりました。適応範囲も拡大解釈が続いているものと思います。

中で注目されるのは、日帰り施設における症例増加です。有名な東京のTクリニックでは、年間500件以上となっており、ほとんどの大学病院の例数を上回ります。硝子体手術を日帰りで行うのは、白内障手術とは異なったストレスがあります。特に網膜剥離になってくると、術後の体位管理、疼痛の除去など、むつかしい問題があります。高齢者となるとなおさらのことで、よほど手術に自信がないと行えるものではありません。東京のT先生はさすがですね。

週刊誌にしろ新聞にしろ、広告を希望する企業が極端に減ってきています。これは不況のせいでもあり、また、媒体をネットにシフトする流れもあるからでしょう。ということで、医療機関が格好のターゲットになってしまいます。「特集企画をするから、名刺広告を出しませんか」との案内をみなさんも受け取っておられることでしょう。まあ、医療法人に貯めてても最後は国に持っていかれるだけですので、マスコミや関連企業に回してゆく、あるいは研究活動に使う、学会参加費用をなるべく使うなど、自分の好きなように消費するほうが得策でしょうけどね。