医療業界の接待禁止令について思うこと by B

早いもので、もう8月も終わり、明日から9月ですねぇ。光陰矢のごとしでございます。

前にも報告いたしましたが、今年は突如ルアーフィッシングに目覚め、こないだの日曜日もモーターボート(バスボート)で釣りに行っておりました。ヘボ釣り師なので、2匹しか釣れませんでしたが、楽しいですね〜。お陰様でアホみたいに日焼けして、患者さんの前に出るのがチョッピリ恥ずかしい今日この頃でございます。

竹島問題では、日本の国際司法裁判所への共同提訴の提案を、韓国は案の定拒否。韓国は、自説を国際的に更に広めようと画策しているようですね。

竹島問題の国際広報強化=在外公館通じ資料35万部配布―韓国

時事通信 8月31日(金)14時18分配信



 【ソウル時事】韓国外交通商省関係者は31日、竹島(韓国名・独島)問題をめぐり、日本が国際司法裁判所提訴の方針を示していることを受け、在外公館を通じて韓国の主張を広めるための大量の広報資料を配布するなど国際社会への働き掛けを強化することを明らかにした。
 来週までに、約150の在外公館に、英語、フランス語、日本語など10カ国語で書かれたパンフレットを含む広報資料35万部を送付。韓国政府の立場や、韓国領土だとする地理的、歴史的根拠などをアピールする。従来も広報資料はあったが、これほど大規模に配布するのは初めてという。
 また、在外公館に対して「独島は日本の侵略による最初の犠牲」といった「歴史的側面」や、日本が提案した国際司法裁判所への提訴に応じない理由などを強調して説明するよう指針を出した。
 さらに、海外にある韓国人学校にも竹島関連の教材を配布する方針。 

まぁしかし、オリンピックというスポーツの祭典の場で、旗を振ったり、もうやりたい放題ですな。何というかお品がないと言いましょうかねぇ。どうせ韓国は、これまでと同様、日本が大目に見てくれるとタカをくくっていたのでしょう。大人の対応で、好きにさせてたら、事もあろうに天皇陛下土下座外交を強要し始めました。前のブログにも書きましたが、一線を越えてしまいましたね。ここまで傲岸不遜になってしまったからには、毅然とした態度で、真正面からガチンコ争いをせざるを得ません。

「日本侵略」と彼らは言いますが、侵略される状況に陥っていた自らの反省などは皆無なのでしょうか。日本は戊辰戦争西南戦争など熾烈な内戦の結果、多数の犠牲を出しながら近代国家へと足を踏み出しました。朝鮮は、その頃何をしておったのでしょうか。日本は朝鮮の方々の為に、病院、道路、発電所など様々なインフラを日本人の税金で作成し、大学まで作って教育を行いました。差別がなかったとは言いませんが、朝鮮人の将校やエリートもたくさんいたという事実。これは、日本国の植民地統治が、欧米とは一線を画していたことの証左ではないでしょうか。

これら、全てのことに背を向け、ただ、賠償と謝罪を求め続ける韓国の姿勢は、男らしくないと言いましょうか、恩知らずと言いましょうか、ある意味、情けないですね。今まで、散々左翼政治家たちが謝罪してきたので、その辺で満足しておけば良かったのです。調子に乗って、更に傲慢になってきたので、もう我慢なりません。憲法改正し、靖国参拝し、普通の国に戻る好機とも言えましょう。韓国は嫌がるかもしれませんが、自らがそう仕向けたと考えるべきです。

ケッタクソ悪いので、もうしばらく韓国に行く気はさらさらないですね。

さて、本日の本題に入りますが、この4月より製薬業界の医療関係者に対する接待が全面禁止となりました。

勿論のこと、我々医療関係者が接待されたからと言って、問題のある薬剤を使用するということはあってはならないことであります。しかしながら、我々医師は、そんな欲望まみれのお金大好き俗物人間なのでしょうか・・・?完全にサル扱いです。

確かに世の中広いので、中にはお金大好き俗物医師もいるにはいるでしょうが、まぁ、ごくごく少数派でしょう。問題のある薬剤を使用して、患者さんの肉体に問題が発症すれば、当然我々医療サイドにも責任は生じてきます。我々もアホじゃないので、接待されたから、薬剤を選ぶという訳ではないですよ。

「それなら、最初から接待など不必要だし、止めてしまっても何の問題もないじゃないか?」

とのご意見もあるかと思いますが、これは大いなる間違いでございます!!

最初に出張した田舎の病院で、そういうのが大好きな先生がおりまして、カニマツタケの季節になったら、「今回はどこのメーカーに連れて行ってもらおうかな〜」などと楽しげに考えておられました。

これを「何とさもしい!!」と感じられる方もおられるでしょう。しかし、度を過ぎれば確かにさもしいですが、春夏秋冬1回ずつくらいはいいんじゃないでしょうか。(その先生は若干、度を過ぎておられたので、チョッピリさもしい人間に見えておりましたが・・・)

MRさんとも酒を酌み交わして家族やこれまでの人生の話をすることによって、また親交が深まりますし、MRさんも御馳走にありつけるわけです。そして、何より、その地方の料亭に金が落ち、その料亭が潤うわけです。

現在製薬業界を席巻しているのは外資系製薬会社ですが、彼らには日本の食文化が全く理解できておりませぬ。特に米国人には、仕事が終わってから家族のもとに帰らず、男ばかりで外で飲み歩く日本人の文化がサッパリ理解できないそうですね。ほっといてくれと言いたいですな。その分、日本人は外でストレス発散するので、夫婦間の不条理に耐え抜くことができ、離婚率が欧米よりも少ないのです。

昨年、ミシュランの三ツ星レストランの数がフランスよりも多いというニュースがありました。これをミシュランの本を日本人に売りつける為の商業主義的発想と冷笑する方々もおられますが、決してそういう訳ではないと思います。日本の洗練された食文化は長年にわたって培われてきた先人の努力の結晶でございます。そして、この文化が、わかる人にはわかるわけです。(ちなみに、ソウルには一件も三ツ星レストランはありません。ミシュランの本を売りつけたければ、ソウルでも三ツ星を乱発すればよいのです。参考文献→http://wwwnews1.blog34.fc2.com/blog-entry-1591.html

そして、そのような高級割烹店は当然、高い料金の店が多いです。そのようなお店に、自腹で家族で行けるのは、国民全体からすればごく一部のお金持ちであって、普通のサラリーマンにはなかなか難しいことです。接待文化があればこそ、一般庶民も高級料亭の料理を口にすることが出来、更には高級料亭も潤い、文化の継承が可能なわけでございます。

私が青春時代を過ごした町は、老舗料亭がたくさんありましたが、ノーパンしゃぶしゃぶなどで官民接待が禁止されてから、バッタバタと潰れていきました。そして、その代わりに風俗店がそのエリアに多数進出してきました。

風俗店なら自腹を切るくせに高級料亭には自腹を切れない日本男児のだらしなさは横に置いておきまして、文化破壊の好例と言えましょう。

また、気の毒なのは、国公立病院の教授をはじめとする先生方、並びに国公立病院のDrです。大手製薬会社のMRは30歳代後半で年収800万円くらいもらってますよ。私が聞いたMRさんはとぼけた顔をしてやり手でもないですが、900万くらいもらってるって言ってました。プラス大手企業なので、福利厚生もバッチリですからね。下手したら、国公立病院の若手Drの方が給料は全然下です。

別に接待を受けたいがために仕事をするわけではないですが、そこまでイジメを行い、安月給で働かせまくって、一体だれが得をするというのでしょうか。

そもそも、貧困層が集まるエリアで犯罪率が高いのは常識でございます。何の見返りも求めず民の為に働く赤ひげ先生は素晴らしいですが、この現代社会において、それを他人に押し付けるのはよくありません。お医者さんも人間であり、奥さんにも少しはいい思いもさせてあげたいし、子供の教育費もたっぷりかかるし、働き蜂のように働いても給与が安ければ、中には犯罪的なことに手を出そうと思う人も出てまいります。

長くなってきたので疲れてまいりましたが、レバー刺し禁止も含め(まだ恨んでます・・)、この国の官僚たちは、口やかましいオカンのようですね。まず、官僚バッシングで叩かれた怨念もあるかと思いますが、どの業界でも足の引っ張り合いをして内需が縮小すると、結局日本国民自体のデフレスパイラルがますます深刻となります。結果的に国力減退の遠因に繋がっていることも理解してほしいです。

「白河(松平定信)の清き流れに住みかねて 元の濁りの田沼(田沼意次)恋しき」

接待万歳〜!!

本日は以上でございます。