近況報告2012年10月 by B

いやはや、もう10月に突入してしまいました〜。皆様いかがお過ごしでしょうか?

昨年に比べて明らかにブログの更新頻度が低下しているような気がしますが、既に報告いたしましたように、ルアー釣りという新趣味が加わったことが一因であることは間違いありません。最近、暇があれば釣り雑誌を読んだり、釣りDVDを見たりしております。と言いつつ、相変わらず腕は完全に初心者であり、現時点での釣り具投資額に対する釣り上げた魚の数を考えますと、一匹あたり数万円になります・・。まぁ、徐々に腕が上がっているのは実感しておりますが。

政治の世界ですが、相変わらず民主党は政権保持に汲々とし、いかに選挙を遅らすか=権力の座にしがみつけるかしか考えておりません。詐欺マニフェストといい、ここまで犯罪的な政権は史上類を見ないでしょう。

一方の日本維新の会は支持率が急降下してまいりました。安倍自民が誕生し、保守層の期待がそちらになびいてしまったのが最大の原因とは思います。ただ、現在マスコミで色々取り上げられてますが、維新の会に参集した現職国会議員の顔ぶれがマズイですよね・・。松野頼久氏は元々ルーピーに尻尾を振っていた人物ですし、人相がどうみても軽薄そうですよねぇ。松浪健太氏も何だか軽薄なムードが漂っております。かような小物が現職国会議員という点が、支持率低下に拍車を掛けていることは否めません。ただ、Bの勘では、このままの状況で選挙になだれ込むということはなく、また何かの事件をきっかけに橋下氏が大立ち回りを演じ、再び注目を集めることになると思います。Bの選挙区で自民党と維新候補が競合すれば、安倍氏の顔を立てて自民党に入れると思います。ただ、今回のBの選挙区の自民党候補は新人のようで、思想信条がはっきりしません。左翼リベラルよりのことを話してたりすると当然投票しません。しっかり見極めたいと思います。

お仕事面ですが、毎年ながら、9月10月11月はオペ希望患者さんが多く、忙しいっす。最近は何故か初診の緑内障発作患者さんが立て続けに来られました。その代わり網膜剥離等はここ数か月見ておりません。診療をしていて思うのが、絶対、疾患ごとの「波」というのはありますよね〜。不思議です。

オペは順調です。A'社サイン号は本当に良いマシーンだと思います。ベンチュリーポンプに何度も救われました。

ここ数カ月で少し気になっているのが、術1週間くらいまでは炎症もなくバッチリ順調なのに、術2週間後以降に急に前房内炎症が増え、急いでステロイドを投与すると落ち着いてくる症例が3例ほどありました(Bのクリニックでは白内障術後は抗生剤+NSAIDs点眼のみです)。うち2例は前房内炎症だけではなく、硝子体混濁も生じ、点眼だけでは炎症が引かず、プレドニン内服を追加してやっと落ち着いてきます。黄斑浮腫等はございません。硝子体混濁が出た1例の方は、最近、しょっちゅう外来に来られ、毎回「手術してから見えにくくなった」とネッチョリとした攻めをBに与えてくれます・・。視力の数字は出ておりますが、硝子体混濁が鬱陶しいようです。これがTASSなのでしょうか??ご経験のある先生がおられましたら、ご教示頂ければ幸甚です。m(_ _)m

マルチIOL希望者も最近多いですねぇ。ほとんどの方に喜んでもらっておりますが、1名、近視眼の方が「前より近くが見えにくい」と不満を訴えておられます。もちろん、術前に説明はしておりましたが、期待値が高かったようです。視力は遠見・近見ともに、合格点の数字は出ております。近視眼で元々硝子体混濁があり、それが鬱陶しいようです。最初はそうでもなかったのですが、最近は非常に気になるようで、診察時の目つきが鋭くなり、顔つきも暗くなって来られました・・・。硝子体混濁による見えにくさが白内障手術で取れると思っていたとのことで、「手術をしてもそれは取れないし、むしろ近くは見にくくなった・・」と訴えられます。当然、裸眼での遠方視は術前よりはるかに見えておられますが、そちらの喜びはありません・・・。あまりナーバスになられるようなら、この方は硝子体手術もするかも知れませんね。マルチ希望で近視眼の方は、硝子体混濁の濃さを事前にしっかりチェックし、白内障手術で濁った水晶体がクリアーなIOLに交換されれば、むしろ余計に飛蚊症を自覚する可能性があることもしっかり説明せねばならないと思いました。

最近はこんな感じでございます〜。手術が問題なく出来ていても、思いもよらない所から、不満が出てくることがありますね。感覚器外科の難しいところです。ここをどう患者さんに気分よく納得してもらえるかが手術開業医の仕事の本質のような気もします。誠意をもって、対応するしかないですね。また明日も頑張ります〜!