平成24年回顧 by B

いや〜、月日が経つのは早いですね〜。本日は12月30日、今年も残すところ、今日を含めてあと2日となってしまいました。アニキブログを書き上げた後、忘年会やらで更新が遅れてしまったことをお詫び申し上げます。

まずは、民主党が劇的に自爆した衆議院選挙の総括でございます。皆様ご存じの通り、Bは山本一太議員バリの安倍シンパでございますので、当然、選挙結果には大満足でございます。(ちなみに、山本一太議員のブログもたまにみてますが、ブログ名が「気分はいつも直滑降」・・、なかなか凄まじいネーミングでございます。直情型、三国志で言えば張飛型の政治家でございます)

自民党の圧勝が嬉しいというよりも、民主党内左派、社民党日本未来の党共産党などが軒並み議席を減らし、日本政界における左翼陣営が壊滅的な打撃を蒙ったことが最高にうれしいっす。

明らかにマスコミは「脱原発」「TPP」を選挙の争点に据えようとしておりましたが、東京のテレビ局の盛り上がりとは別に、実際の市井の人々は「脱原発」や「卒原発」に明らかなる大衆迎合臭を感じ取りました。原発に関しては「すぐに停止するのではなく、代替エネルギーの目処がたってから停止」というのが賢明なる庶民の民意でございます。国会議事堂前で、反原発派が毎日デモを行っているらしいですが、(エセ)右翼の街宣車と同様、一部の急進的な思想の方と見てよいでしょう。

土井たか子党首時代には隆盛をほこった社民党は次の参院選の結果、ついに解党に至る勢いですね。日本未来の党など、Bのブログ更新が滞っている間に、分裂してしまいました。嘉田知事はやっちゃいましたね・・・。こうなれば引っ込みがつかないので、来年の参院選に出るしかないですね。何だか足掻いているようですが、小沢一郎ももう終わりです。

第二次安倍内閣ですが、今回の安倍氏には浮ついたところが全くなく、非常に期待を感じさせます。前回は小泉氏からの禅譲でしたが、今回は戦に勝って権力を手にしたので、全く意味合いが違いますね。組閣も練りに練られた感がいたします。自民党各派閥の重鎮クラスを要職に配備し、かつての民主党のような内部からの崩壊を起こしづらくしております。森氏や古賀氏らの旧体制のロートルも退場したので、非常にやりやすくなっているのでしょう。マスコミはバッシングしようと手ぐすねを引いているとは思いますが、少なくとも参院選までの間には無理をせず安全運転で乗り切って欲しいです。それさえ出来れば、ついに憲法改正空前絶後の大チャンスが訪れます!

維新の会は、「太陽の党・石原氏が合流したことによって議席を大幅に減らした」と言われますが、Bは決してそうは思いません。だって、石原氏がいるからこそ、Bは比例で投票しましたし、右寄りの有権者の受け皿に確実になったと思いますよ。54議席も獲得したので十分ではないでしょうか。変に1年生議員ばかり風に乗って多数当選しても、逆に副作用が多いものです。参院選では、準備期間もあるので、もっと増やすのではないでしょうか。

何はともあれ、民主党売国政権が終わったことは目出度い限りでございます。これから、日本は大いに巻き返して行くと期待しております!

次は本業の方ですが、今年はお陰様で手術件数も増え、非常に忙しくさせて頂きました。当然、虎舞竜のない年などないので、色々ありましたが、大事故につながることはなく、何とか1年を終えることが出来ました。

Bが今年苦しんだのは、12月に入ってからですが、前眼部関係ですね・・・。翼状片術後の方ですが、いつまでたっても、上皮が張らず、遷延性の結膜上皮欠損になってしまいました。強膜もやや薄いです。ステロイド剤を内服するとマシにはなってきますので、炎症がキーとなっているようです。まだ解決したわけではありませんが、年が明けても遷延するようなら、結膜移植をする予定です。

白内障に関しては、マルチの希望者が増えました。ブログでも触れましたが、妙に炎症が遷延する症例もございましたが、ステロイド点眼追加でBのクリニックに関しては事なきを得ております。来年からは、色々見直し、より安全性の高い手術を追求するつもりでございます。

あと、AMDの抗VEGF薬注射も増えましたねぇ。現時点ではこれしかないので、致し方ない面もありますが、この調子で打ちまくると、財政上、どこかで歪みが出てくると思われます。

上はBが参加していた、とある勉強会で使用された資料です。何と医薬品分野の輸入において、2兆円もの金が海外流出をしております。また、海外大手の日本での納税額は明らかに日本企業に比べて少なく、この視点においても日本の資産がアングロサクソンの元に流出していると言えます。

幕末の日本において、米国総領事ハリスの恫喝、及び幕府の交渉能力の拙さが重なってしまい、日米修好通商条約において異常なレートで条約を締結。日本と諸外国の金銀交換比率が異なったため、日本から大量の金が流出しました。(参照:幕末の通貨問題 - Wikipedia)この不平等さが、日本の志士たちを憤慨させたのは言うまでもありません。

現在の日本は一見独立国のように見えておりますが、実際は軍隊も持たせてもらえず、外国企業が医薬品業界も牛耳り、日本の富の海外流出が顕著であります。幕末の日本に類似していると感じるのはBだけでしょうか?更に、日本固有の文化である接待禁止令まで出されてしまいました。しつこいですが、恨んでおりますぞ。(ー_ーメ)

自由競争の末、海外企業の製薬が勝っているから、Bも含む日本ユーザーがそれを選択し、結果外資系企業が儲かるという形になっているので、確かに文句は言えません。悔しかったら、日本企業も抗VEGF抗体薬を、とっとと作ればよいのです。ただ、外資企業であっても、日本で儲けた日本法人はきっちり日本で法人税を払ってもらいたいですねぇ。グローバル企業は、より税率の安い他国に利益を移し替えているのでしょう。この観点から考えても、日本企業は外資企業に比べてかなりハンデを付けられております。外資系企業も日本でしっかり納税してもらい、日本発起業と差をつけないためにも、法人税を他国並みに引き下げることは必須であると言えましょう。

また、もう一つ言わせてもらえれば、日本企業はもっと頑張ってもらいたい。眼科手術業界に視点をうつしても、日本は技術の国であるはずなのに、IOLも手術顕微鏡もフェイコマシーンも硝子体手術マシーンも、アメリカやドイツの海外製品に押されっぱなしです。我々の業界の日本企業人も必死に頑張っているのはわかっておりますが、Bは悔しいですね。結局根っこを辿れば、民族の優秀性よりも政治力の差に行きつくのでしょうか。やっぱり、規制だらけの日本の官僚システムが足を引っ張っているのでしょうかねぇ・・。

日本人である以上、政治家も厚労省の方も、日本企業の方も、愛国者が多数おられることと思います。是非、皆で知恵を絞って日本製品が世界を席巻するように頑張ってもらいたいです。

家電業界では、シャープは大赤字、サンヨーは中国企業に買収され、パナソニックソニーすら業績悪化。昨年の地震原発事故が起こり、電力会社も息絶え絶えで化石燃料輸入によるコスト増加を反映し、電気料金値上げが相次いでます。外交問題では、中国や韓国に「歴史認識」をタテにたかられ放題で、尖閣竹島問題で嫌がらせを受け続けております。日本国はついに落ちるところまで落ちたと思います。

安倍氏の「危機突破内閣」に大いに期待するとともに、一般ピーポーであるBも自分の出来る範囲で頑張ろうと思います。来年からは、日本の反撃が始まると信じております!

本日のブログは以上でございます。今年もご愛顧有難うございました。このブログもいつまで続けられるかはわかりませんが、来年も宜しくお願い申し上げます。では、皆様、良いお年をお迎えくださいませ!!