近況報告2013.5月 by B

早いものでゴールデンウィークも明けてしまいました〜。皆様は如何お過ごしでしょうか?

B家は昨年はグアム島に家族旅行に行っておりましたが、今年は長男が小6で受験が迫っておりますので、海外には行かず、5月3日から2泊3日で国内旅行に出かけておりました〜。

空港に向かう出発の朝、妻は「渋滞するから早めに出た方がええんちゃう?」と言っておりましたが、Bは「そやな。いつもより30分くらい大目に見ておくか。まぁ、それで大丈夫じゃろ。」と、余裕をかましていたのですが、高速道路で大渋滞に巻き込まれてしまい、車中で、妻の嫌味攻撃に耐え忍びながら運転をしておりました・・・。

んで、「高速道路で行くと、マジで間に合わないのでは・・」と考え、高速を降り、下の国道をナビに従って爆走しながら空港に向かいましたが、ナビの到着予想時刻は飛行機の出発時間ギッリギリ・・。妻の嫌味攻撃は更に苛烈になり、逆ギレしたBの怒号と相まって車の中は修羅場でございました。結局、妻の提案で車で空港に行くことをあきらめ、駅近くの駐車場に車を停め、公共交通機関を使って空港に向かうことになりました。

ナビに従って、駅に向かって爆走中、何と警察官がバッタバッタと旗を振ってるではありませんか!!(><)

という訳で、スピード違反で捕まってしまいました・・。(ToT)

警察の方に、「金は払うから、頼むし早く解放してつかぁさい!!」と懇願したものの、警官は悠然と事務処理を行ってくださいました・・。事務処理後、あしたのジョーの最後の場面同様に、燃え尽きてしまったB・・・。妻も「こいつをこれ以上痛めつけると、自分にとっても得策ではない」と判断してくれたようで、優しくなりました。

結局、何とか電車に駆け込み、飛行機にはギリギリ間に合いました!!温泉も絡めた旅行は楽しかったのですが、帰りの空港には必要以上に早く着いていたB一家でございました。
(-_-)

仕事の方ですが、今年は昨年をはるかに上回るペースで手術が入っており、本当に忙しいです。今までは、一人医長のように、色んな雑務も一人でやっていたのですが、このままでは早死にすると実感したため、この4月よりスタッフを2人増員しました。で、男性スタッフを雇いました!Bは元々6年一貫の男子校出身で、男に囲まれている方が楽しい方なので(あっち系という意味ではないっすよ)、男性スタッフがいるのは何か嬉しいですね〜。その男性スタッフをどうやって、こき使おうかと日々考えておる今日この頃でございます。

オペですが、今年はチン小帯広範囲断裂の方が既に2名もおられました。CTRがあったお陰で、何とかIOL嚢内固定可能でしたが、CTRが無いと、激闘の末、縫着となっていた可能性濃厚です。CTRは絶対に準備しておかなければならないアイテムですね。当院はあと1個しか残ってないので、またディーラーを通して輸入してもらいます。

最近の虎舞竜は術中術後合併症ではなく、屈折度数ズレ、もしくは狙い度数通りに行っているものの患者さんから十分に理解を得てもらっていなかった為、文句を言われるというゴールデンパターンですね〜。

一例を挙げますと、元々の眼軸長はほぼ同じで、遠方が裸眼で良く見えていたのですが、片方は皮質白内障で遠視化、もう片方は核白内障で近視化を来し、かなりアンバランスな方の手術をしました。術前に、「元に戻しますね。遠方が裸眼でよく見えるようにしますが、20歳の状態になるわけじゃないので、細かい字は近用眼鏡が必要ですよ〜」とキッチリ説明して患者さんも同意していたのですが、近視化していた方の手術が終わった翌日、遠方視力1.0見えてるのですが、「携帯メールが見えない!!!!」とかなり文句を言われてしまいました・・・。あまりにも嘆き悲しまれるので、もう片方の目は-1.5D狙いくらいの近視狙いにし、モノビジョン効果を期待したところ、何とか納得してくださいました。

まぁ、しかし、屈折度数を変化させる手術医という職業柄、この手のトラブルは、絶対になくなることはないと思います。個人的には、どうしても患者さんの納得が得られない場合には、さっさと、IOL入れ替えをするように決めております。結果的には、最近はそこまでした症例はありませんが、こちらが腹を括って、「じゃあ、入れ替えましょう!」と言うと、患者さんは「イヤ、でも遠くが見えにくくなるのは困るし・・」と急にトーンダウンすることは良く経験いたします。

また、マルチIOLは当然ですが、通常の単焦点IOLでも、術前に患者さんの希望・要望をしっかりと十分に聞き、更に理想を言えば、こちらの考えもしっかり説明し、理解を得たうえで狙い度数を決めるべきですね〜。手術申し込みがバタバタと多くなっている時こそ、ついついそこが疎かになる危険がありますので、身を引き締めたいと思います。個人的には、当院ORTをもっと鍛えて、Bの分身となって、そのような仕事が出来るように育てて行きたいと考えております!

本日は以上でございます〜。