男汁によるデスメ皺について 〜その後〜 by S

冬眠前の動物の様に食欲が亢進しているSでございます。昨日は古巣の勉強会に招待していただき、先輩、同期、後輩の活躍に刺激を受けた次第です。Sとは過去に進む道が分かれた訳ですが、真剣に熱く語る声は、今や門外漢になったSにも届きました。

さて、無限男汁による創口付近に生じるデスメ皺ですが、A先生、B先生のご指摘の如く、タイトな内方弁が影響しているようです。前回のブログ以降、20例ほどの手術で男汁を使用しましたが、内方弁を大きめに作製することで、デスメ皺の範囲や程度が明らかに狭く浅くなっております!

具体的には、スリットナイフをゆっくりズッポリ奥まで入れる感じで、かつ、完全にスリットナイフの全幅が入る手前で少しサイドに振った状態で奥まで入れ、内方弁のみを拡げているイメージでございます。

先日、あえて1例だけ以前と同様のタイトな内方弁を作製したところ、同日施行した他の症例とは明らかに度合いの異なるデスメ皺が生じておりました・・・。やはりタイトな内方弁は良くないようです。それでも、術後の視力に影響することもなく、デスメ皺が多かれ少なかれ出現することに慣れたためか、あまり気にならなくなりましたね・・・。また、経過観察中のデスメ皺をみていると2週間ほどで改善することが判明致しました。

しかしながら、男汁の破砕効率の良さは素晴らしいですね・・・。男汁ユーザーの諸兄からすれば今更感たっぷりだとは思いますが・・・。たとえ創口に一時的なデスメ皺が寄っても、それを上回るパフォーマンスがありますから、現状では、Sは無限号を購入することになると思います。

Sのエリアでは動画の如く、NS3程度の白内障も存外におりますので、結果として男汁は確実にSのストレスを減らしてくれていますね。ヘボオペで恥ずかしいですが、チャタリングも非常に少ないように思います。

http://d.hatena.ne.jp/AtoB/files/ozil1.wmv?d=.wmv


ちなみに、来月からは星野号がやって参りますので、男汁との比較が楽しみでございます。ただ、星野号はSのようなヘボサージャンには使いこなせないような気もしております・・・。

長文乱文失礼致しました。