最近の雑感 by B

いやはや、早いもので、3月も半ばを過ぎてしまいました。前回、M先生が診療報酬改訂に触れて頂きましたが、どうやら、今回の改訂では「短期滞在手術基本料」の取り扱いがキモとなるようですね。

当院のようなクリニックでは、取りあえず短期滞在手術基本料1がそのまま請求できるようですので、一安心です。が、当院は有床診療所でもありますので、「短期滞在手術基本料3」の取り扱いが具体的にどうなるかを注視せねばなりません。まぁ、毎度のごとく、厚労省的には財務省から尻を叩かれ、医療費削減のために丸目政策を押し進めたいのでしょう。ただ、当然それぞれの科の実情を熟知しているわけではないので、眼科のようなマイナー科は一番割を食いますねぇ。前回の管理栄養士問題もそうでした。病院では、4月以降の入院での手術予約はたくさん入っているでしょうし、数日入院の両眼手術予定の場合は、丸々1例分、ただ働きになりかねませんねぇ・・・。経過措置期間が必要と思います。

さて、もうマスコミでガンガンやられているこのニュースです。

小保方さん 画像加工は「いけないと思ってなかった」〈AERA〉
dot. 3月17日(月)16時8分配信

 理研小保方晴子ユニットリーダーらが英科学誌ネイチャーに発表した新型万能細胞「STAP細胞」の論文に対して、次々と疑義が指摘されている。調査委員会を設置した理研が3月14日、中間報告を公表した。この時点で、不正は確認していないが、論文作成過程で「重大な過誤」があったことを認めた。小保方さんたちが、論文の取り下げを検討していることも明らかにされた。

 これまでの経緯を簡単に振り返ると、2月になり、インターネット上で、論文の画像データの一部に、加工したように見える不自然な痕跡があると指摘され始めた。当初、共同研究者の若山照彦山梨大学教授は、単なるミスとしていた。理研も「研究成果は揺るがない」と自信をみせていた。周辺の研究者たちも静観していたが、3月9日ごろから雰囲気が急変した。

 STAP細胞の万能性を示す証拠として使われたネイチャー論文の画像が、小保方さんが博士号を得るために早稲田大学に提出した2011年の論文の画像とそっくりだという指摘が、ネット上で出てきたからだ。11年の論文は、細いピペットを通した「骨髄の幹細胞」が、筋肉などさまざまな細胞になる能力をもつことを見つけたというもの。ネイチャーで発表した、マウスの細胞を弱い酸で刺激して作るSTAP細胞とはまったく違う論文だ。

 異なる時期の違うテーマの実験結果の写真がそっくりになる可能性はきわめて低い。画期的な論文の主張を支える重要な証拠なのに、関係のない過去の実験結果を「単なる間違い」で使うことは考えにくい。

 調査委員会は改ざんがあったかどうか、さらにそれが故意かどうかで不正かどうかを判定する。悪意のないミスなら不正ではない。現時点で明らかなルール違反と判定されたのは、ネイチャー論文で、違う実験のデータを「切り貼り」して、一つの実験結果のようにみせた画像の加工だ。ただし、現段階で悪意があった証拠はなく、不正とはみなされていない。

 画像の切り貼りについても「やってはいけないと思っていなかった。申し訳ありません」と小保方さんは話したという。

「倫理的に正しくないデータ処理だと指摘した。悪意のある改ざんかどうかは、わからないが、重大な過誤」と理研の川合真紀・研究担当理事は、判断した。

 小保方さんらが所属する理研発生・再生科学総合研究センターの竹市雅俊センター長は、「もはや論文として体をなさないのだから、取り下げたほうがいいと勧めた」と話した。小保方さんらは論文撤回に同意したという。撤回すれば、論文発表はなかったことになり、すべて白紙に戻る。

AERA 2014年3月24日号より抜粋

いやはや、これらの報道が事実だとすると、オボカタ氏は、大したタマですよね〜。コピペや画像改ざんを散々やった挙句、割烹着来てテレビカメラの撮影までしてますので・・・。Bが逆の立場だったら、少しはやましい思いがあると思うので、テレビは出ないですね。おそらく。本当に悪意がなかったのならば(そんなはずないと思いますが・・・)それも怖いですね。Bは論文など、数本しか書いてませんが、コピペの発想もなかったですねぇ。

されど、ノバルティスファーマ問題も同根かもしれませんが、最近、医療系の論文の真実味が問われておりますね。こういうのは昔からも行われていたのでしょうか?何となくそんな気もします。単にネット等の普及で容易に皆が知ることが出来るようになったため、どこかで「怪しいぞ」という言葉が出れば、あっという間に複数の手でアリバイ工作がされ、少しでも猪口才な事をしていれば一気に露呈してしまうのですかね。

いずれにせよ、佐村河内氏が身を持って国民に知らしめましたが、嘘はいけませんね。「正直」は日本人の美徳です。宮澤賢治氏の「雨ニモマケズ」ではないですが、欲をもたず、周囲自分の出来る範囲のことを淡々をやっていく・・そういう人間が立派ですね。

国際情勢ですが、ウクライナ情勢がキナ臭くなっております。もはや、国連は死に体ですね。全く意味を為しておりません。戦後レジームの象徴がこれですから、いよいよ戦国時代に突入してきたと言えるのではないでしょうか。国連は戦国時代の室町幕府くらいのパワーじゃないですか。結局、皆、言うことを聞いてません。

クリミア半島は「欧州の火薬庫」と学生時代に世界史で学びましたが、歴史は繰り返すんですね〜。あのあたりのスラブ民族の歴史を詳しく知っているわけではないので、また勉強したいと思いますが、結構ややこしそうですね。

米国の力が衰退し、国連も全く機能しなくなり、中国が好き勝手に自分の論理で狼藉を行い、韓国が米国と二股をかけながら中国に色目を使っております。ウクライナは欧米と中国が触手を伸ばし、ロシアがそれに呼応してブチ切れる・・・。いや、本当にプーチンさんはヤクザの親分みたいな気質ですから、少しヘタれ気味のオバマ大統領は、下手したらまたやりこめられる可能性があると思います。戦国時代ですね〜。

明らかに戦後レジームがいたるところで揺れてきております。Bは安倍首相の舵取りを今後も注視していきたいと思っております。

まとまりはございませんが、本日は以上です〜。