JSCRS報告 by B

いや〜、最近は色々なネタが世間を騒がせておりますが、野々村(元)議員はキャラが立っておりましたね〜。

関西人的には、あの虚ろな目といい、逆切れ&号泣っぷりといい、こんなことを言ってはお叱りを受けるかも知れませんが、笑いどころ満載でございます。(^^;)

野々村氏は、いっそのこと、吉本新喜劇に入団すれば、かなりええ味を出すと思いますけどね〜。関西には俳味を解する風土がありますので、きっと受け入れられると思いますよ。

しかし、たまたまかも知れませんが、最近、地方議員の不祥事が一気に噴出しました。国民は少し反省せねばなりません。地方議員を適当に選び過ぎていたのではないでしょうか。

政治に対して才能のある逸材が、政治家になってもらわないと日本にとっては不幸な事(野々村氏のようにやる気だけで無能なのは一番性悪)ですので、松下政経塾だけではなく、日本ももっと政治塾が乱立し、政治家志望の人材が切磋琢磨する環境にならねばなりませんね。「私は市民感覚を持っているので、これまでの政治を変えてみせます!!」くらいは、皆言いますが、結局は変えられません。何でもそうですが、「変える」ということは、多大なる才能と不屈の闘志が備わってないと出来ないことなのです。そんな生易しいものではございません。賛否両論ありますが、橋下氏はその力を持っていると思います。医師は昔も今も人気の職業ですが、逆に言いますと、優秀な人材が集まりやすいとも言えます。政治家こそ、そうならねばならないとBは思うのであります。

そういえば、自由民権運動が華々しかった明治時代、様々な政治結社が結成されました。有名どころでは立志社、愛国社、玄洋社等々。政治結社と書いてしまうと、どうも「右翼団体」というイメージがあるのですが、当初は真に熱い男達が、日本の政治を良くしようと、熱く語らっていたはずです。逆に、普通の市井の人々が政治に対して無関心(諦め?)の念を抱くようになってしまったゆえに、一部の過激な結社のみが残ってしまったとも言えるのではないでしょうか。

何はともあれ、野々村氏や、脱法ハーブを吸ってた横山氏を選んでしまったのも国民ですので、我々自身も猛省する必要があります。

さて、JSCRSですが、金曜日土曜日の二日間出席してまいりました。日曜日も聞きたかったのですが、公用により残念ながら出席できずでした。

Bの注目した点としましては、

・術後眼内炎予防のための、ベガモックスの前房内フラッシュ法は、どうやらスタンダードになりそう

・レーザーフェイコ、現時点で角膜切開はイマイチ(老人環などがあると切開が不均一になりがち)、ナイフで作成する方がベター

・レーザーフェイコ、マンゴーカットで核を切開するのが現時点の王道のよう

・Hole付きICL、非常に良さそう。値段と講習を受けないと使用許可が下りない点が、ICLの普及を妨げていると感じる

LASIK冬の時代だが、現在でも屈折矯正手術のスタンダードはLASIK。現在でも半数がケラトームでフラップ作成との事。二デックのマシンのシェアが存外高かったことに驚き

・M先生の、観衆を惹きつけるスライド作り、自分を貶めて相手を讃える自虐ネタなど、年を経るごとに切れ味がアップしてきており、更に尊敬の念を深くしました。天才です。

てな感じでしょうか。レーザーフェイコに関しては、勿論、一般手術開業医が購入すべきというところまで進化はしてませんが、LensXもバージョンアップし、徐々に進化はしているようです。海外のフェムトレーザーフェイキスト(Bの造語です・・)のお話も拝聴しましたが、日本の人口の約半分のイタリアで日本と同じくらいの数のフェムトフェイコマシンがあるようです。白内障手術自体が実は専門性が高い手術なので、海外のように、専門ドクターが数多く執刀するというシステムの国は普及しやすいようです。

国民皆保険制度で、全国津々浦々のクリニックで世界平均以上の治療が受けることが可能な、日本の医療システム的には、フェムトフェイコはどう考えても医療コストが上がり過ぎるので、主流になる可能性は低いと思います。が、例えば10年後、catract surgeonの看板を掲げて生きて行こうとするならば、避けては通れないと思われます。

いつも嘆息しますが、眼科手術開業医は進むも地獄、引くも地獄の修羅の道であります。設備投資のために、自身の身体にムチ打って、働き続けねばなりますまい・・。

金曜日の夕方は、アニキ眼科の2号店を見学させて頂きました。これまた、衝撃の連続です。フェムトカタラクトマシン2台持ちは、アニキじゃないと発想すら出てきません・・・。スタッフの接遇の完璧さにまたもや圧倒されてしまいました。つくづく勉強になりました!有難うございました!また、その後の飲み会で、恥ずかしながらKOされてしまい、中座してしまったことを深くお詫び申し上げます。。。最近、釣りばっかりして、お酒の修業はおざなりになってしまっていたことを猛省しております!
m(_ _)m

また、学会中、会場を間違えて、人気の少ないエリアでウロウロしておりましたら、突然、見知らぬ業者さんに、「ひょっとしてブログの先生でしょうか?」とご挨拶されてしまいました・・・。最早、匿名性などあって無きようなものだったのか・・とショックを受けてしまいました。
(;´・ω・)

その業者殿は、一応毎日、このブログをチェックして頂いているとの事。こんなヘボブログでも読んでくださっているとのことで、何とか、他の人の助けを頂きながら、存続させて行かねばとの気持ちも強くなりました!

本日は以上でございます〜。