残念無念・・・大阪都構想住民投票結果 by B

5月度の更新でございます。

今日は、これに触れずにはいられません!「大阪都構想住民投票で否決」でございます。

それぞれの立場で色々なご意見があるかと思いますが、率直なBの感想としては、「大阪市民にガッカリした・・」という感じですね。


「借金まみれの大阪、元気のない大阪を復活させよう」という構想であるのに対し、自民党から、共産党までが一斉にタッグを組んで「都構想反対!」のスクラムを組んでいるところからして異様な光景でした。そもそも、大阪市自民党支持者も反対多数かつ、共産党支持者の9割くらいが反対ということで、おそらく潜在的左翼が多数含まれる地元密着の旧来からの自民党支持者+左翼支持者(=戦後日本の既得権益大受益者)が猛反発するわけですから、彼らにとっては耐え難い構想だったのでしょう。


世代別では、高齢者は反対が多く、若年者は賛成が多いという結果になっておりました。結局のところ、政治に無関心な比率が高い若年層の意見が通らず、高齢者自身の投票率が高いため、高齢者の意見が通るという、日本の民主主義の悪弊がまたもや出てしまったようですね・・・。

この調子では、憲法改正国民投票を施行したとしても、War Guilt Information Program(→ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム - Wikipedia)の呪縛から逃れられない世代の投票率が高く、否決されそうな予感がしますね。

そういう意味でも残念な結果でした・・・。

橋下氏自身に関しては、トンガリすぎて、敵を作りすぎましたねぇ。朝日新聞毎日放送の左翼記者たちが、橋下氏に完膚なきまでに打ちのめされ、論破されている光景を、こちらは胸のすく思いで拍手喝采してみておりましたが、戦後レジームの中にドップリと浸かっている既得権益大受益者層達は忸怩たる思いで眺めていたのでしょう。最後の最後にひっくり返されました。そういう意味では橋下氏は真の「政治家」ではなかったとも言えましょう。幕末に例えると、先鋭的な攘夷思想を突っ走った長州に例えられるかも知れません。薩摩のように、時代の流れを見ながら変幻自在に思想を転換し、時間をかけて、革命を起こすべきだったのかもしれませんね。そういう意味で、改めて、西郷隆盛大久保利通は凄いと思いました。

「橋下憎し」の高齢者層が一致団結して都構想に反対したわけですが、これで大阪の復活は半世紀ほど遅れるのではないでしょうか。

そもそも、「何かを変える」という意思をもたない組織に発展は望めません。また、平松前市長クラスが市長になり、「住民に優しいサービス」とか言いながら、借金を積み重ねる町に戻ってしまうのでしょう。

ホンマにガッカリですわ・・・。

安倍首相が強力なリーダーシップを発揮して、国政の方はストレスのない状態ですが、地方自治では、沖縄の翁長知事の振る舞い、今回の大阪都構想否決と、左翼勢力が再び力を盛り返してきましたね。

救いは投票者のうち、49%が都構想に賛成だったという事実です。

その中から、また政治的リーダーが出てくれることを熱望します。

そういえば明治維新も、長州が蛤御門の変で薩摩と會津の連合軍にボコボコにやられ、一時表舞台から去りました。その後、坂本竜馬の仲介で薩長同盟を成し遂げ、維新に繋げました。

大阪自民党が「薩摩」であることを信じたいと思います。

本日は以上です。次回は眼科ネタで書きます!