バーン発生 by B

まだ旅行気分が抜けきらないため、また沖縄の話から始めます。

石垣島滞在中、琉球新報がホテルにあったので熟読しておりました。沖縄の新聞事情ですが、沖縄タイムス琉球新報がシェアを2分しており、どちらもリベラルですが、沖縄タイムス極左琉球新報極左からチョイ右寄りと言われているそうです。

案の定、普天間基地の移設問題が紙面に多く割かれておりましたが、琉球新報的には、鳩山首相のはっきりしない所が不満そうでした。読んでいると、沖縄県民的には「県外移設もしくは海外移転」が一番うれしいわけで、沖縄に基地があるのが迷惑千万という論調です。→http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152280-storytopic-53.html

鳩山政権は右からも左からも攻められる苦しい状況。何よりも苦しいのは選挙前及び選挙時に、出来もしないのにサヨク勢力の票欲しさに「沖縄県民の負担を減らすために米軍再編を見直す」などとマニフェストに載せてしまっている事です。→http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152307-storytopic-53.html

で、岡田外相は「県外が公約ではない」とのたまう始末。ブレブレでございます。→http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152365-storytopic-53.html県内に基地がありながら沖縄県民の負担を減らすという無理難題が公約ということになってしまいました。県への補助金増額でしょうか?

沖縄は現在、日本に属しておりますが、勿論、大和朝廷支配下にあったわけではなく、昔は琉球王国として存在しておりました。中国の冊封体制下に組み込まれておりましたが、それを薩摩の島津が関ヶ原の戦いの数年後に出兵して服属させ、今に至るということになります。それまでは奄美大島までが島津領だったそうです。沖縄的には「島津氏による琉球侵略」→http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-149817-storytopic-6.htmlとなっており、日本人が好戦的民族であり、平和に暮らしていた琉球人を虐殺したということになっておるようですな・・。少なくとも2大リベラル新聞をはじめとするサヨク勢力のプロパガンダにより、沖縄の人々は「本当は日本人ではないのに・・」という感情がくすぶっているであろうことは想像に難くありません。

勿論、日本人が好戦的民族で、侵略したわけではなく、その時代背景から考えると、日本領になっていなければ、台湾のようにオランダ領になっていたでしょう。石垣島などは台湾のすぐ近くですからね〜。「島津氏の琉球侵略」などはサヨクの戯言ですから無視しておけば良いのですが、少なくとも奄美大島以北の日本人に比べれば国家に対するロイヤリティーが低いのは仕方がないように思えます。(けっして沖縄の人をけなしている訳ではございません。僕は沖縄大好き・島唄大好き人間です!あしからず)

沖縄的には、「なんで、ルーツの違う日本人の本土を守るために沖縄に基地が集中してんねん。日本本土に基地を作ったらええやん」となるのは自然な事だと推察いたします。おそらく、基地縮小とかそういう問題ではなくて、県外にさえ基地が出ていけば納得する話だと考えまする。それを「戦争反対!!軍隊反対!!基地なんて汚らわしい!!」という思想の本土のサヨクの方達が利用して、一緒に反対運動をするものだから、話がややこしくなる訳です。

という訳で私Bとしましては、奄美大島に大きな基地を作れば良いのではと考えます。もともと大日本帝国海軍の基地があったそうですが→奄美基地 - Wikipedia、この地ならば中国にも睨みが利きますし、琉球の方も納得されますし、歴史的整合性もとれると思います。で、アメリカ軍にはさっさとグアムに行ってもらい、日本人の手で、奄美基地を原子力潜水艦イージス艦が多数配備された巨大軍港にすべきです。個人的には、日本がかつてのように自力で国を守れるようになるなら、消費税増税も喜んでお支払いします。


すみません。つい興奮し、本業である表題の話がおざなりになっておりました・・。

本日は11件のオペで、うちマルチIOL使用が3件でした。マルチ希望患者さんが何故か最近、増えております。どうやらテレビや新聞、週刊誌などで紹介されたものを見た事がある患者さんが増えてきているようですね〜。来週もマルチIOLのオペが3件入ってますので、それが終われば先進医療の認定手続きに入る所存でございます。まだまだ及び腰で患者さんにお勧めしている状態ではありますが・・。

で、本日の1件目、グレード4の核白内障でバーンやっちゃいました・・・。A先生に「硬い核は最初に削って、核容積を減らしてからフェイコチョップに移行すべし」と口を酸っぱくして言われていたにも関わらず、猪武者の如く、ハナから獰猛にフェイコチョップ法で突撃してしまいました!「この程度ならイケる!」という誤った認識で、また同じ失敗です・・・。とことん僕は愚か者です・・・、トホホ・・。

自分的には、本当に何の問題もなくオペを終了したつもりでしたが、術後の眼圧測定で2mmHgとの報告があり、診察すると前房が消失しておりました・・。で、再びオペ場に入ってもらいハイドレーションをしましたら、結構すぐに前房形成が出来て、しばらく待ってもリークがないように思えましたので、「やっぱり大丈夫やんか!」とそのまま終了。そしたら、また眼圧2mmHgという報告・・・。また前房消失。フルオで染めたら、ジュバジュバ、リークしておりました。閉瞼圧が高い人で、開瞼器を外す際にハイドレーションで閉鎖した創が開いているようです。

三度目は縫合するつもりでしたが、これがまた、ハイドレーションすると結構しっかり前房形成されるのでございます。1分くらい、いろんな所を押してもリークがないのを確認はしましたが、さすがに、4回も手術台に上がってもらうのは信頼関係にかかわりますので、連続装用SCLを載せて終了することにしました。今度は恐くて眼圧測定しませんでした。スリットランプでややヒポ気味ながらも前房が形成されているのを確認して帰宅して頂きました。(多分、少しリークはあると思います・・)

「なんで縫合しないの??」という素朴な疑問が聞こえてまいりますが、バーン状態のヘロヘロの角膜小切開創を縫合するのは難しくないですか?きつく結びすぎると激しい角膜乱視が生じますし、1糸縫っても、ダメな時は全然効果がなかったりします。

以前、縫合し、かつSCLを載せてオペを終了した事がありましたが、翌日、縫合による糸は緩んでいるのに前房形成されていたので、「SCLを載せてリークしないなら、それで良いのでは??」との仮説を立てた次第でございます。今、書きながら思い出したのですが、ビスコートを創口近くに留置して終われば更に良かったですね・・。自分でブログに書いたテクニックをすっかり失念しておりましたわ・・・。

新世代のマシーンはバーンの頻度も激減との噂を聞くにつけ、未熟者の私はマシーンによって自分の腕の拙劣さをカバーしてもらう誘惑から逃れられません!!

来週、新世代マシーンデモの第一弾として、城塞号のデモがスタートしますが、期待しております!まあ、今回の作品は白内障マシーンとしての進歩よりも硝子体マシーンとしての進歩に重きが置かれているようなので、過度な期待は禁物でしょうが、現在の愛機CV24000号よりはずっと良くなっている事でしょう。