10/1オペ〜インジェクタートラブル〜 by B

今日から10月、早いものですね。私の住んでいる地区では、祭りの日が近づいて来て、心なしか皆、そわそわしております。私も例外に漏れず、非常に楽しみです。

これはまさに、パトリオティズム(Patriotism)としか言いようがなく、子供のころから毎年変わらずに続いている事柄への愛着であります。お祭りのポイントは、「親から子へ」代々と繋がっているところであり、勿論、私の子供も参加しますし、将来的には孫が参加することになろうかと思います。

ただし、日本の伝統的祭りでありますので、女人禁制です。でも、私の妻や母がつまらなくしている訳ではなく、その準備や子や孫の晴れ姿を楽しみにしております。祭りの日は、妻の方がテンションが高いくらいです。これは男尊女卑というわけでは全くなく、まさに役割分担であり、男手だけでも女手だけでも成り立ちません。

おそらく、このようなパトリオティズムは新興住宅街や高層マンションで幼い頃から育った人たちには育ちにくいかも知れません。そういう所でも、自治体などがやる地蔵盆や秋祭りがあるかも知れませんが、「お父さんもお爺ちゃんも、子供の頃は全く同じ事をやっていた」という歴史の繋がりがないので、パトリオティズムに結び付きにくいと思います。

パトリオティズムは、フクシマミズホさんや、最近、良く新聞に出てくる民主党の女性法務大臣など、リベラル個人主義政治家達には、わからない感情だろうと推察します。



以前、ORTがなかなか見つからないとボヤいておりましたが、お陰様で何とかパートで2人確保し、うち1人は今日が初出勤です。結婚後、少しブランクがありますが、それまでは10何年のキャリアがあるので、安心しております。性格的にもしっかりしている印象なので、期待しております!


本日はオペ日であります。高齢の方が多かったです。乱視矯正IOLも1例で使いました。

本題に入りますが、とあるIOL会社の新インジェクター+カートリッジのデモを依頼されてまして、1か月ほど前から、たまに使用しております。その会社は漸く角膜小切開創(2.4mm以下)からでも挿入可能なモノが出来た!という事でした。

10何例使用して、取り付けも簡単で、挿入感も全く問題なく、「なかなか良い出来だ!」とお墨付きを与えていたのですが、本日初めてトラブルがありました。

度数が+24.0のIOLでした。挿入時は「少し抵抗があるなぁ」という程度でしたが、最後のワンプッシュで「ゴリ」という感触、でIOLが少しやぶけ、ループが肩から折れているような感じでした。

まあインジェクターが悪いのかセッティングが悪かったのかはわかりませんが、一回こういうことがあるとテンションが下がります・・。

問題はここからですが、私の悪い癖で「まあ多分大丈夫やろ」とそのままIAで洗浄し、ハイドレーションをしてオペ終了しました。

非球面IOLですので、偏位すれば余計に見え方が悪くなるという事が頭をよぎりましたが、今まで何度か同様の事柄で特に問題がなかったこともあり「光学部に傷がいってる訳ではないので問題なかろう」と判断しました。

で、次の患者さんの手術が終わってから、その次の患者さんを迎え入れる為の準備をするまでの間に、その方の診察をすると、見事にIOLループが前房内に落下しており、IOLもサンセット状態でした・・。

勿論、すぐに摘出し、入れ替えたことは言うまでもございません。

やはりその場で入れ替えるべきでしたね〜。以後、気をつけます。

またこのDVDを会社の方に渡して分析してもらいますが、その新インジェクター自体は良いと思います。ひょっとしたらパワーがややハイパワーなので、レンズの分厚さが原因なのでしょうか?とはいえ、たかだか+24.0ですからね。