小沢氏の発言の真意 by B

今日も手術日でした。城塞号デモですが、15°だったSSフレアチップを30°のものに変えた所、すごくやりやすくなりました!

角度がついた分、チップの断面積が増し、前に近い感覚でオペ出来たということでしょうか。

2.4mm切開のphacoは、全く問題ありません。核のfollow abilityも新しいパルスシステムのせいか、先代機よりアップしております。

難点はIA時の不安定さを残すのみとなりました。

切開創ですが、角膜2.4mmとなるとスムーズに入れられるIOLが限られてきます。現在は波面センサーでの角膜球面収差測定を術前ルーティンで行っておりますが、噂で聞いていた通り、近視の強い目は収差が0〜0.1程度である事も多いです。そういう症例は球面レンズの方が適応になりますが、当院でまとめ買いしている球面レンズは角膜2.4mmからはチョイ厳しいです。という訳でどうせIOL挿入時に創を広げる手間をかけるなら、現時点での当院ラインナップを考えると、急いで2.4mm以下にしなくても良いと考えております。ただ、マシンは一度購入すると、勿論10年近くは使用するでしょうし、角膜2.4mm以下の小切開化に応えられそうな機種を選びたいとも思っております。

ところで、先日、オバマ大統領が来日した際、鳩山首相オバマ大統領に「信じて下さい」と言い、オバマ氏が「信じてますよ。」といったそうです。勿論、普天間基地問題に関する会話であります。なのに、鳩山首相が翌日シンガポールで「オバマ大統領とすれば、日米合意を前提と思っていたいだろうが、それが前提なら作業グループを作る必要がない」と明言しちゃいました・・。

これ、本当に友達なくしますよ・・。

私のイメージでは・・、

アメリカ家:金持ちで喧嘩も強い町内有力者

日本家:家はそこそこ金持ちだが、喧嘩が弱く、アメリカ家にお金を払って、家の警備をしてもらっている。先代はアメリカの言われるがまま行動していたが、この度、当主が世代交代した

その日本家の当主が家族会議で採択されたと言って、アメリカ家との約束を破ろうとし、アメリカ家が直談判に来れば、「それは誤解です!私は約束を守ります!」と言い、アメリカ家の人が帰ってしまうと、他の家に行って「アメリカ家なんて恐くないぜ!俺のやりたいようにやるんだぜ!」と大きな口を叩いております。

これは友達なくしまっせ〜。

「もうアメリカ家に金は払わないし、やりたい事をやる!」

というのであれば自分で家を守らねばなりません。その覚悟もないくせに、口だけ偉そうな事を言うのは欺瞞でございます。

核廃絶にしても、日本のマスコミとサヨク議員は拍手喝采しておりますが、他国から見れば、「日本は米国の核の傘に守られているくせに、何を言うとんねん」ってなもんでしょう。米軍に核の先制不使用を求めた岡田外相の発言など、こっちがアメリカなら怒りまっせ、「自分の家を人に守ってもらっている癖に、偉そうなことを言うな!」と。

岡田さんや鳩山さんは、自分の家にカギなどかけないのでしょうか?

鳩山外交はちょっと洒落になってないっす。

そもそも、オバマ氏の「核廃絶に向けて」演説も、本気で率先して核廃絶する気はないに決まっております。各大国の核の維持費が大変だから、その経費削減が目的です。

実際に「核廃絶に向けての軍縮条約」など結ぶ方向になれば、イスラム圏の核をもちたい国が猛反発して戦争が起こる可能性が高まります。

かつて、世界では「ワシントン軍縮条約(1922)」「ロンドン軍縮条約(1930)」と「戦争を起こさない」という美名の下(本意は各国競争でエスカレートして来た軍事費の増大を抑制することと、急激に軍備を整えてきていた日本を押さえつけるため)で、軍縮条約が結ばれました。その結果があれです。


ところで、先日、小沢氏が「キリスト教は排他的独善的」発言をして波紋を呼んでおります。

小沢氏「君は何教だ」 キリスト教発言への質問に逆ギレ
11月17日8時1分配信 スポーツ報知

 「キリスト教は排他的で独善的」との発言が波紋を呼んでいる民主党小沢一郎幹事長(67)が、16日の記者会見で「私は宗教論と文明論を言った」とし、撤回する意思がないことを明らかにした。小沢氏は記者に「君は何教だ」と逆質問するなどキレ気味にヒートアップ。人の煩悩の数やエベレスト登頂の意義にまで言及するなど珍妙な会見となった。

 小沢氏(以下小)「私は宗教論と文明論を言ったんだ。君は何教だ」
記者(以下記)「家は…仏教です」
小「仏教ちゅうの、どういうの?」
記「浄土真宗です」。
小「いやいや、仏教ちゅうのはどういう哲学だっちゅーの」

 会見の序盤から、やたら痰(たん)が絡んでしゃべりにくそうにしていた小沢幹事長がまくしたてた。発端は10日の高野山訪問。小沢氏は「キリスト教を背景とした欧米社会は、行き詰まっている」「キリスト教文明は、非常に排他的で独善的な宗教だと私は思っている」などと発言。日本キリスト教連合会は発言撤回を求め、抗議文を同党本部に送っていた。

 16日の記者会見でこの一件について質問されるや、小沢氏はキレ気味にヒートアップ。記者の宗教を逆質問し、さらにさらに問答を続行した。

 小「除夜の鐘、いくつ叩くか君、知ってるか」
記「108」
小「108ちゅうのは、どういう意味だ」
記「煩悩の数…」

 小沢氏は「煩悩を生きながらにして超越できる人が生き仏。お釈迦様が最初の人だ」と力説した上で「死にゃあ煩悩がなくなるから仏様。君んとこも仏様あるだろ? ほかの宗教で、みんな神様になれるとこあるか」と問いかけた。

 また英登山家のジョージ・マロリーが、エベレスト登頂を目指す理由を問われ「そこに山があるから」と答えた有名なエピソードを挙げ「西洋文明は、自然も人間のために存在するという考え方」と指摘。一方「地元ではエベレストは霊峰としてあがめられ、征服しようなどという考え方はアジア人にはほとんどない」とした。

 キリスト教発言について質問される前にも、関連政治団体政治資金収支報告書に虚偽記載の疑いがあることなどについて尋ねられ、何度も声を荒らげた小沢氏。記者の質問を遮って「たびたび申し上げましたとおりでございます」「私どもの事務所も私自身も、違法な行為はしていない」などと繰り返した。

 結局、この日の会見は最後までかみ合わずに終了。報道陣に対し「根本的な宗教哲学と、人生観の違いを僕は述べた」とし「わかった? ぼくも君も死にゃ仏になれんだ」と締めくくった。

普通のおっちゃんが飲み屋でこういう事を話していれば、「おもろいおっちゃんやな〜」で済むのですが、現在、かつての後白河法皇のような権勢を有している日本の実力者が話すのには、何か意味があるに決まっております。


小沢氏の「永住外国人地方参政権付与」、「(選択的)夫婦別姓(もともとは儒教圏の文化で、妻は簡単に家族の一員になれないという意味)」は、「アジア重視」の強い思いの表れでしょう。「国連中心主義」と重ねて考えると、小沢氏は近いうちに米国と決別し、日本の同盟国は中国・韓国だと決めておられますね。世界市民の前に、まずは、東アジアユートピア王国市民を目指しておられるようです。


そう考えると、傀儡の鳩山首相も大変ですね〜。おそらくアメリカにおもねるような事を言うと、帰ってから小沢法皇にボロカス怒られているとみます!「俺のクリントン女史に対する態度を見ろ!ああせい!」と言ってるはずです。

米国から離れてのアジア共同体も悪くはないと考えますが、少し急ぎ過ぎじゃないでしょうか?世界覇権が米国から中国に移る時期がかなり早いと考えておられるのかもしれません。

個人的には、小沢氏、現在の民主党の外交方針には反対です。真の独立国家を目指すならば、外国人に選挙権を与えるなど媚び諂う必要はないと思いますね。私も排他的と怒られそうです〜。

明治時代、庶民にも姓が与えられた時、明治政府は最初は「夫婦別姓」の方向で考えていたそうです。しかし、庶民の方から嘆願運動がおこり日本は同姓になりました。同姓は西洋、小沢氏の嫌いなキリスト教圏の思想ですね。明治時代の日本人が同姓を選択した理由は、やはり国柄が違うからではないでしょうか?

おぼろげな記憶ですが、梅棹忠夫博士が衝撃の名著「生態の文明史観」で、日本は地理的にはアジアですが、文明的には、ヨーロッパよりと主張しておられたような気がします。民主党が考えているほど、東アジア共同体はた易くないと思いますが・・。